【コンサドーレ】「村上悠緋には負けられない」DF中村桐耶がかつて2トップを組んだ同学年の”相棒”を警戒 次節アウェイvs愛媛FCでの"道南マッチアップ"に燃える 今シーズン初の連勝で「勢いを本物に」

"道南対決"を制し、今シーズン初の連勝を目指すDF中村桐耶選手
明治安田J2リーグ第6節、北海道コンサドーレ札幌(19位)は3月23日(日)、ニンジニアスタジアム(愛媛県松山市)で愛媛FC(20位)と対戦。ブラウブリッツ秋田戦で念願の勝ち点3を手にしたコンサドーレは、今シーズン初の連勝を狙います。
「連勝することで、より勢いは本物になる」
そう話すのは、前節4バックのセンターバックを務め、決定的なシュートブロックでチームの勝利に貢献したDF中村桐耶選手(24・むかわ町出身/札幌U-18)。並々ならぬ思いでこの一戦に臨む中村選手、その理由が。
「彼には負けられないですね」
“彼”とは、今シーズン横浜F・マリノスから期限付き移籍で愛媛に加入したFW村上悠緋選手(24・函館市出身/北海道大谷室蘭高-関東学院大)。
ともに道南で育ち、小学生から互いを知る同学年の二人は、中学時代に道南の選抜チームで2トップを組んだ間柄。中村選手は旧知の仲である村上選手を「スピードがあるので厄介な選手。決定力もある」と評し、警戒します。
現在トルコ1部リーグのギョズテペで公式戦6ゴールと活躍中の室蘭市出身・松木玖生選手(21・室蘭大沢FC-青森山田中-青森山田高)が2023年のFC東京在籍時、札幌ドーム(現・大和ハウス プレミストドーム)での試合後に「地元のチームとのゲームは1/38試合ではない」と、その思いを口にしたように、コンサドーレとの対戦に特別な感情を抱いて臨む選手は多数。
今シーズン、J2の北海道出身選手はコンサドーレに在籍する選手を除いて13人。秋田の佐藤大樹選手(25・江別市出身/札幌U-18-法政大)、水戸ホーリーホックの野瀬龍世選手(25・釧路市出身/札幌大)、カターレ富山の大山武蔵選手(26・札幌市出身/札幌大谷高)、ロアッソ熊本の武者大夢選手(26・伊達市出身/北海道大谷室蘭高-関東学院大)など、中村選手と同世代の選手もプレーしています。
「北海道で一緒にプレーしていた選手とJの舞台で対戦できるのは本当に嬉しい。でも、負けられないという思いのほうが強い」
中村選手にとって、かつての同志との対戦は”再会”ではなく、北海道のクラブを背負う身としての意地をかけた”勝負”。“1試合”の持つ意味合いを超えた北海道出身選手同士のマッチアップに注目です。