週間番組表

検索

「選択肢がある」ことの幸せ――ブルージェイズの加藤豪将が語る18歳・織田翔希の米国挑戦と日本プロ野球の未来

野球 友だち追加

トロント・ブルージェイズ 加藤豪将さん(左)と谷口雄也さん(右)

 トロント・ブルージェイズでアナリストを務める加藤豪将さんが、元北海道日本ハムファイターズの谷口雄也さんのYouTubeチャンネル「谷口きゅんのVideo Podcast」に出演し、18歳でメジャーリーグ挑戦を決めた横浜高校の織田翔希選手について言及しました。

 加藤さんはまず、挑戦の成否よりも、自分が進みたい道を選べる立場にあることに目を向けます。「野球人生の中で、誰の人生でもあると思うんですけど、自分が行きたい道に行くっていうのは結構少ないですよね。みんなが思っているよりも。選択肢が多い時ってあまりないと思うんですよね」と語りました。

 ドラフトで指名された球団に入るのが基本となるプロ野球では、最初から行き先を自由に選べるケースは限られます。加藤さん自身も、ヤンキースに指名されて米国でプレーし、その後、ファイターズに指名されて日本でプレーしました。「選択肢ってすごく大切」としたうえで、「ジャイアンツに行くのか、メジャーの球団に行くのか、アメリカの大学に行くのか、日本の大学に行くのか」を挙げ、「織田投手は本当に幸せだなって僕は思いましたね」と語りました。さらに「そこからメジャーに行くって決めた織田投手は本当にいろんなことを考えて、自分なりに後悔がない選択肢だと思うんですけど、そういう幸せな立場にいるっていうのがすごいなって」と続けました。

 若い選手がアメリカへ渡ることを、日本のプロ野球界はどう捉えるべきか。加藤さんは「行かせない」のではなく、日本でプレーしたいと思える環境をつくることが大切だと考えています。「行かせないのではなくて、日本にいる方が幸せって思う選手が出てきた方が、全員幸せになると思うんですよね。行かせないというネガティブなマインドセットではなくて、日本でやりたいっていう環境を作ってほしいです」と述べました。

トロント・ブルージェイズ 加藤豪将さん

 加藤さんは、選手が米国を選ぶ背景には、金銭面だけでなく、本人が求める環境や挑戦のタイミングも影響していると考えています。高校卒業後に日本のプロ野球ではなく米国の大学を選ぶ選手もいるなかで、「お金ではないんですよね。本当にその環境だと思うんですよね。なので、日本のプロ野球はこんなにすごいんだってみんなに知ってもらったら、そういうルートが少なくなっていくかなって僕は思います」と話しました。                  

 さらに、NPBを一つのプロダクトとして捉え、ファンに魅力を感じてもらうための投資が、リーグ全体の成長につながると説明しました。「日本のプロ野球っていうプロダクトがあるじゃないですか。それをファンに買ってもらうというビジネスじゃないですか。お金を投資すると日本のプロ野球のレベルも上がって、それでファンも増えて、お金ももっとプロ野球に入ってっていう、このサイクルを始めないといけないと思うんですよね」

 谷口さんは、「逆に、『日本にとどまるような選手じゃないよね』とみんなが認めているような選手がアマチュアで出てくると、それも一つ考え方としてはある」と述べました。加藤さんも「どんどんレベルが上がっている日本のプロもアマチュアも選手の質が上がっているっていうのは、それを考えただけでも幸せだと思います」と応じました。

 米国挑戦を決めた織田投手について、加藤さんは「18歳で年齢とか関係なく、日本からアメリカに行くということだけで、本当にだいぶ飛び込まないといけないという気持ちの中、決断をしているので。スキルはもちろんあると思うんですよね。僕はそういうスキルは無かったですけど、マイナーリーグの先輩としては、すごく大変な道だとはもちろん思うんですけど、英語もアメリカの生活にも慣れていかないといけないですし、その中でメジャーに這い上がるっていうのもすごくハードなこと。それも絶対に分かっていて、織田投手がこういう道を選んでいると思うので、もうなんか応援しかできないですよね。それしか僕は思わないです」とエールを送りました。




  • 夢応援塾
  • VOLLEYBALL TIME