【高校野球】「身の丈に合った試合」で酪農学園大とわの森三愛が初のベスト4 エース藤村が無四球完封――秋季北海道大会

酪農学園大とわの森三愛・藤村瑠空投手(2年)
10月11日、第79回秋季北海道高等学校野球大会は、大和ハウスプレミストドームで準々決勝4試合が行われ、準決勝進出を決めた4校が出そろいました。
準々決勝第2試合は、酪農学園大とわの森三愛と士別翔雲の対戦となりました。1回表、士別翔雲は先頭の澤谷悠翔選手(2年)と秋元海斗選手(2年)の内野安打で無死一、三塁とし、先制のチャンスを迎えましたが、一塁ライナーで一塁走者が戻れず併殺となり、続く打者も二塁ゴロに倒れて無得点に終わりました。
その裏、酪農学園大とわの森三愛は先頭の丹治亮太選手(2年)が四球で出塁。送りバントとライトフライからのタッチアップで三塁に進み、さらに四球で2死一、三塁とすると、茶木璃士選手(2年)がセンターへタイムリーを放ち、先制しました。3回裏には、1死二、三塁から内野ゴロの間に追加点を挙げ、2-0とリードしました。
士別翔雲は4回表、森下一颯選手(2年)と大杉十座選手(2年)の連打で2死一、二塁のチャンスを作りましたが、得点を奪うことができませんでした。
酪農学園大とわの森三愛のエース・藤村瑠空投手(2年)は、得点圏にランナーを背負う場面でも丁寧なピッチングでピンチを切り抜け、スコアボードに0を並べました。打線は8回裏、この日2安打の茶木選手がエラーで出塁。石垣樹選手(2年)のヒットと四球で無死満塁と攻め立てます。後続2人が倒れて2死となりますが、丹治選手(2年)と北間健太郎選手(2年)の連続タイムリーで2点を追加。4-0とリードを広げ、酪農学園大とわの森三愛が初のベスト4進出を決めました。

初回にタイムリーを放った酪農学園大とわの森三愛・茶木璃士選手(2年)
「夏場もずっと走り込みをしてきて、体力には自信がある」と話した藤村投手(2年)は、無四球で見事な完封劇を披露しました。初回のピンチを併殺で切り抜けたことでリズムに乗れたと振り返り、次戦に向けては「やることは同じなので、いつも通り自分のピッチングの感覚とリズムで試合を作っていきたい」と意気込みました。
前田康晴監督は、「とにかく身の丈に合った試合をしようということを心がけて、子供たちが自分たちが弱者だっていうことをしっかり理解して戦ってくれているのが、こういう結果につながったと思います」と振り返りました。今夏については「初戦敗退で長い夏休みだったので、3か月近く練習する時間があったので、3年生のためにも『絶対やる』という気持ちで相当練習はしたかなと思っています」と話し、守備の強化に力を入れてきたことも明かしました。準決勝に向けては、自分たちのチーム力も踏まえ、一戦一戦準備を進める考えを示しました。
準決勝は武修館―酪農学園大とわの森三愛、白樺学園―北海の組み合わせで14日に行われます。
<準々決勝>
武修館 12-3 函館大有斗(8回コールド)
酪農学園大とわの森三愛 4-0 士別翔雲
白樺学園 6-4 北照(10回タイブレーク)
北海 4-1 東海大札幌









