【北海道マラソン2026】「シールの枚数は当日のコンディションによります」吉田響、暑さは「武器」大会新記録と優勝へ「絶対、響が勝つな」と思わせたい
大阪で得た課題を北海道で克服する

後半ペースダウンしないための体作り
大阪マラソンでは、前半からペースメーカーの前に出る積極的な走りで注目を集めた。一方で終盤に失速。その経験を、北海道での走りにつなげようとしている。
「前回の大阪マラソンではだいぶ攻めた走りをしましたが、そこで大きな課題が見えてきました。その課題を克服して、さらにレベルアップしていける北海道マラソンを目指したいと思っています」
――課題克服のための具体策は。
「ペース配分というところと、北海道マラソンはかなり日差しが強いレースになりますので、水分補給や日差しの対策をしっかりして、後半もしっかり持つようなレースを展開したいです」
大阪では35キロ以降にペースを落とした。低血糖や脱水への対策として、日頃から食事と水分補給を見直してきた。
「後半7キロのペースダウンに関しては、低血糖や脱水の症状が出て急激にペースが落ちてしまったところがありました。日頃から水分やミネラルを気をつけていますし、普段の食事も気をつけて、ご飯を食べる量を多くし、より体に水分を多く取り込めるような体作りを目指してきました」
起伏のある山道を走るトレーニングも取り入れている。
「足元も不安定で、使う筋肉も変わってきます。普段使わない筋肉を使って走るからこそ、全く違った良いトレーニングができています。相乗効果があると捉えています」
「暑い方が得意」日差しと風への対応が鍵

札幌では北海道マラソンのコースを試走
真夏のマラソンにも、不安より期待が大きい。
「どちらかというと、寒いよりも暑い方が得意です。暑さによる不安というより、むしろ夏のレースを走れるというワクワク、楽しみでいっぱいです」
さらに、「『暑いのが得意』という武器を生かして頑張りたい」と意気込んだ。
先輩たちからは、コースの厳しさも聞いている。
「海沿いの方がだいぶ風が強いともお伺いしていますし、何よりも日差しがずっと照りつけていて、暑さよりもそっちの方がきついと伺っています。そういったところもしっかり対策して、後半にバテないようにしていきたいです」
コースについては「前半はアップダウンが強い」としながらも、攻略の手応えを口にする。
「大きなアップダウンではないと思うので、比較的走りやすいコースだと捉えています。暑さ対策をしっかりできれば、良いペースで刻んで走っていけると思います」
大阪マラソンでは、全身に貼ったシールも話題になった。顔周りにまでシールを貼った理由について、吉田は筋肉の張りを抑えるためだったと説明する。
「ニューイヤー駅伝が終わってから大阪マラソンまで、どうしても筋肉の芯の硬さが抜けづらい状態が続いていました。後半に筋肉が固まってしまうと、反発を得られずにうまく走れなくなったり、フォームが崩れたりするので、そこを予防するために貼らせていただきました」
「顔周りもすごく大事です。大阪の時は貼り過ぎてしまったのですが、筋肉は上から引っ張られてしまうので、顔や首が張ってしまうと、そこから肩、腰、足というふうに全身に響いてしまう。そういった張りを軽減するために、足だけでなく上半身や顔にも貼ったという経緯があります」
――北海道でも同じスタイルで行きますか。
「シールの枚数は当日のコンディションによります」









