【北海道マラソン2026】不破聖衣来、暑さを味方に初マラソンへ 信じるのは「押していく力」
なぜ北海道なのか――暑さと「押していく力」を生かす戦略

暑さには苦手意識がないと語る
数ある国内マラソンの中で、なぜ真夏の北海道を初マラソンの舞台に選んだのか。そこには明確な戦略があった。
「まずはロス五輪出場という目標がありました。そこに向けてMGCの出場権の獲得を考えたときに、監督と相談しました。私の走りの特徴は、スピードというよりも、一定のペースで押していける力です。あとは、他人よりも暑さに苦手意識がないという部分もあります。それだったら、参加標準記録に少し余裕のある夏の北海道マラソンで、確実にMGCを狙うのが一番いいんじゃないかということで、出場を決めました」
テレビ中継では北海道マラソンを何度も観てきたという不破。この大会の本質も理解している。
「北海道とはいえ夏なので、気温が高い中でのマラソンになります。気温との勝負というか、その中で自分の力をどう発揮するかが重要な大会だと感じていました」
――暑さへの不安はない?
「実際は後半の勝負になってくると思います。私は暑さでタイムが落ちるということが練習中でもほとんどありません。マラソンではどうなるか分かりませんが、そこは自信を持って走りたいです。暑熱対策も必須なので、日よけがついた帽子を使ったり、給水も5kmごとに確実に取ったりして、後半もエネルギー不足にならないようにしたいです」
アイススラリーの摂取も予定している。終盤に待つ長い直線・新川通についても、「特にそういうところで、得意不得意はあまりないので、そこは問題ないかなと思います」と語る。コース全体については「比較的アップダウンもなく、平坦な道が続いているので走りやすいのかな」と受け止めている。
目標は2時間30分、3位以内へ――MGCを懸けたレースプラン

持ち味は押していく力
大会アンケートに記した目標は「2時間30分、3位以内」。女子のMGC出場権を得るには2時間32分00秒以内で走り、日本人上位3位以内に入る必要がある。
「タイムとしては、未知な部分があるので何とも言えません。ただ、しっかり自分の力を出し切ることができれば、不可能ではないタイムだと思っています。タイムは確実にクリアしたいです。今回、招待選手が発表されて、すごい選手がたくさんいます。その中でも臆することなくチャレンジしていきたいです」
―― レースプランについて
「まだ具体的なプランは考えていません。ただ、私の持ち味は押していく力だと思っているので、周りのペース変動に惑わされず、しっかり自分のペースを刻んでいきたいです。1kmを3分30秒ベースでしっかり走っていきたいです」
――新谷仁美選手をはじめ、実力者が並びます。
「実力のある選手がたくさんいますが、私は初マラソンなので、まずは自分の力をしっかり発揮することを意識して走りたいです」
ライバルは「自分自身」。他の誰かと比べるのではなく、常に自分に勝ち続ける。それが不破のスタンスだ。








