【コンサドーレ】あまりに厳しい現実に…荒野拓馬「もう無い」宮澤裕樹「こういう現状もチームとして糧に」ホームで水戸に敗れJ1自動昇格が消滅…次節にもJ1昇格プレーオフ圏進出も消滅の可能性

荒野拓馬はプロ1年目から4シーズンJ2を経験
明治安田J2リーグ第34節、北海道コンサドーレ札幌(11位)は10月26日(日)、大和ハウスプレミストドーム(札幌市豊平区)で、J2優勝争いを演じる水戸ホーリーホック(2位)と対戦し、0-1で敗れました。
負ければJ1自動昇格の可能性が潰える札幌は、前半から水戸に先制を許す苦しい展開に。1点が遠いまま時間が過ぎる中、試合終盤の後半42分、左サイドからドリブルで進入を図ったMF荒野拓馬選手(32/札幌市出身)がペナルティエリア手前からシュートを放ちますが、わずかに枠をとらえきれず。
更に後半45分には、この試合が8月以来のスタメン復帰戦となったDF宮大樹選手(29)が、コーナーキックに頭で合わせますが、地元初凱旋を果たした水戸のFW粟飯原尚平選手(29/札幌市出身・札幌U-18~近畿大卒)にゴールライン手前で掻き出され、同点には至りません。
結局、ゴールをこじ開けることができなかった札幌は、今シーズンでのJ1自動昇格が消滅。次節、勝利をあげた場合も、4位・ベガルタ仙台から7位・サガン鳥栖までのクラブの結果次第でJ1昇格PO圏内浮上の可能性がなくなります。
1年でのJ1復帰を至上命題に臨んだ今シーズン。あまりに厳しい現実となりました。
試合後に口を開いたクラブの歴史を知る2人のベテラン
◆宮澤裕樹選手(36)のコメント
「可能性がある限り、自分たちはまずはそこを目指すべきだと思います。ただ、これからチームとして上積みをつくっていく意味でも、1試合1試合を無駄にすることなく成長していかないといけないと思いますし、今年、結果が出なかったからまたイチからスタートでは、結果はなかなか出ていかないと思います。こういう現状もチームとして糧に。結果を求めながらも、自分たちが目指すサッカーというのをつくりあげていく、少しずつ成長していくことが大事」
◆荒野拓馬選手(32)のコメント
「もう終わってしまったことはしょうがない。POも厳しいとは思いますし。可能性がある限り、みんな頑張るって言ってますけど、僕は自分たちで掴めないというのは、『(=可能性が)もう無い』と思っているので。他力次第という、そういう運に恵まれればいいですけど、今シーズン、自分たちが落としてきたゲームはいっぱいある。それが自分たちを苦しめた結果だと思います。残り4試合しっかりと地に足着けて、来シーズンに向けて1試合1試合、もう1回自分たちが(J1の)あの舞台に戻れるように、感動を見ているサポーターに与えられるような試合にしていきたい」










