ボールパーク隣接の"JR新駅" 建設当初費用の約4割増に 建設費用は"全額"市の負担も圧縮目指す 北海道・北広島市
北海道・北広島市がボールパークの前に建設を請願しているJRの新駅について、当初の費用の4割増と、大幅に建設費が膨らむ可能性がでてきたことがわかりました。
3月開業するボールパーク・Fビレッジ。
北広島市はファイターズの新球場の目の前に、2027年度末までに新駅を整備するよう、JR北海道に調査・請願しています。
上野 正三 北広島市長:「JRから新駅・概算工事費の報告があったところでありますが、市として概算工事費において現時点で合意するのは難しい状況」
2月27日開かれた北広島市議会で、上野正三市長は、新駅の建設費用高騰を受け、慎重な姿勢を示しました。

上野市長は配線計画の見直し、建設費の圧縮、工期の短縮をJRに要請
市によりますとJR北海道から当初、80~90億円ほどと試算されていた建設費が、資材費や人件費高騰などを受け、当初より4割ほど高い115億~125億円になると提示されたということです。
新駅は請願駅のため、建設費用は全額市の負担になります。
これを受け上野市長は「抜本的な配線設計の見直しを含め建設費の圧縮や工事期間の短縮を目指し、再調査を進めてもらうようJRに要請する」としました。
具体的には国の補助金活用と、駅舎とビルを民間企業と合同で整備することなどを検討し、市の負担を軽減したいとしています。
新駅については2023年度中に整備決定する方針でしたが、決定が2024年度以降にずれ込むことになります。