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ロコ・ロコ対決2連戦「やりたいカーリングができた」前回優勝の“ゆりた”…混合ダブルス日本選手権4強出揃う

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準々決勝は姉妹対決 ロコ・ソラーレの吉田知那美と吉田夕梨花(右) 写真:(C)JCA IDE

 カーリング混合ダブルスの日本選手権は2月25日、稚内市みどりスポーツパークで予選リーグ最終日とプレーオフ、準々決勝を行いました。

 予選リーグAブロック1位の小穴・青木組、Bブロック1位の松村・谷田組、Cブロック1位の藤澤山口組、それにCブロック2位の吉田・松村組の4チームが準決勝進出を決めました。

 ■準々決勝の結果

 松村(千)・谷田 7-3 育英館大学
 小穴・青木 7-4 敦賀・南
 藤澤山口 7-1 チーム苫米地
 吉田(夕)・松村(雄) 9-2 吉田(知)・清水

 ■予選最終戦では“フジヤマ”と“ゆりた”のロコ・ソラーレ対決

 トーナメント前に行われた予選リーグ。3つのブロックに分かれて各ブロック7チームが総当たりで順位を決めますがBブロックの最終戦はロコ・ソラーレの藤澤五月選手と吉田夕梨花選手が顔を合わせました。

 ともに5勝0敗の全勝同士の“ロコ・ソラーレ対決”は藤澤五月選手と山口剛史選手の「フジヤマペア」が延長の末、吉田夕梨花選手と松村雄太選手の「ゆりたペア」を9対6で破り6連勝を飾りました。

 “ロコ・ソラーレ対決”は1対1で迎えた第3エンド。藤澤選手がラストショットを放つと山口選手がスイープで運びハウス中心近くにあった相手ストーンを15センチほど押し込んで2点を獲得します。

 「このペアを組んで歴史に残る1ショット」と山口選手が自己“認定”するショットで3対1とリードします。

 対する“チームゆりた”も魅せます。

 第4エンド、吉田夕選手がラストショットを決め2点を奪うと、2点ビハインドで迎えた最終第8エンド。“外すと敗戦”という場面を迎えます。

 「さっちゃんがかかるプレッシャーはこういう気持ちなんだなと本当に身に染みて感じた」と吉田夕選手。

 4人制ではリード、スイーパーとして活躍する吉田夕選手、ロコ・ソラーレで最後を託す“さっちゃん”の気持ちを感じながら、勝敗を決する5投目でしっかり2得点。

 “ロコ・ソラーレ対決”は同点でエキストラエンドに突入します。

 チームメート同士で練習試合も重ねてきた両者。藤澤選手は「アットホームな感じで試合ができて、すごく良い緊張とリラックスのバランスが取れた試合だった」と振り返りつつも、最後は勝負を決するラストロック。「4人制の私のラストショットの感覚に似てるなと思いながら投げられた」と緊張感に包まれるショットを落ち着いて決め9対6で藤澤山口が勝利しました。

 ■決勝トーナメント初戦でもロコ・ソラーレ対決

 予選リーグを終えた大会は午後には決勝トーナメント進出最後の1枠を決めるプレーオフ、さらに準々決勝が行われました。

 午前中に“フジヤマ”と対戦した“ゆりた”の相手は“てっちな”こと吉田知那美選手と清水徹郎選手。

 1日、3試合のハードな戦いとなった“ゆりた”ペアは第1エンドで4得点と課題としていた“立ち上がり”でリードを奪い終始、優位に試合を進めました。

 松村雄太選手は「(敗れてしまったが)きょうの2試合目、すごく良いゲームができたと思っているが、僕たちとしては今の試合の方が良かった」と激動の1日を振り返りました。

 吉田夕選手は「ここに残っているのは強いチームしかいない。相手というより3試合目で疲れのある中で自分たちのしたいカーリングが最後の最後までできたのかなと思う」と納得の表情を見せました。

 敗れた“てっちな”ペアの吉田知那美選手は姉妹対決について聞かれ、ロコ・ソラーレのメンバーのうち、誰が決勝に進んでも良いように勝ち進んだチームがトップパフォーマンスにもっていけるような戦いをしたいと思っていたとした上で「(妹相手に)久しぶりにプレーをしたがここ、ここしかないというところに決め切ってくるのは“サスガ”。世界一を目指しているチームであり、チームメートだなと思った。良い刺激を沢山もらった」と最終日に残るチームメートの活躍に期待を寄せました。




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