【高梨沙羅インタビュー・後編】銅メダルの先に見据える未来と、恩師と仲間への感謝、ジャンプ界への恩返し
伊藤有希選手は「お姉さんを超えて、お母さんみたいな存在」

伊藤有希選手
――伊藤有希選手、学年は先輩ですが、本当に長い間、一緒に世界を戦ってきた存在ですよね
「やはり有希さんの背中を見て勉強させていただいているので、そういうところも若手の子に伝えられたらいいなと思います」
――どんな存在ですか。お姉さんのような感覚ですか。
「お姉さんを超えて、お母さんぐらいの器の広さがあるので、本当に有希さんがいないとチームが回らないというか。楽しい、お姉さんというか、お母さんというか」
――10 代の頃からずっと世界を一緒に転戦してきて、関係性って変わったりはしませんか。
「変わらないですね、ずっと。入った頃からもう有希さんがお手本という感じだったので、その関係は変わらないです」
――ジャンパーとしてのすごみをどう感じていますか。
「そこへ自分を持っていく力がすごいですよね。シーズン初めというか、夏場の頃は絶好調とは言っていなかったようにも見えてはいたので、そこから優勝に自分自身を持っていく、その過程が。すごく強い気持ちがないとそこへ持っていくことはできないと思うので、そういうメンタルの強さであったり、技術力の高さがすごく勉強になりますし、お手本にさせていただいています」
――同郷の先輩の原田さんも、現地でも見守っていました。
「お忙しい中、時間を作っていただいてありがとうございます。見ているだけで自然と笑顔になってしまって、ホっとする存在です。地元の大先輩ですし。地元の大先輩って言うと、また失礼になるかもしれないですけど」
次の目標は世界選手権 子どもたちと北海道への思い

高梨沙羅選手
――今年30 歳ということで、今後のライフプランはどのように見据えていますか。
「30歳になるので、もう少しこう落ち着いた大人の女性になれたらいいなとも思いつつ、競技としては来年、世界選手権がある年なので、そこに向けて頑張っていきたいと思います」
――人生の目標というか、夢はありますか。
「常に思うのは、やはり憧れられる選手になることです。自分が小さい頃に山田いずみ選手を見て憧れを持って世界に出た記憶がすごく強いので、自分もそういうふうに憧れられるような選手になっていけたらなと思います。何かを与えられるものがある選手が理想です。なかなか気軽に体験できるスポーツではないので、そういったところで興味を持っていただけるのが一番かなと思います」
――オリンピックを終えたばかりですが、4 年後の次のオリンピックはどのように見ていますか。
「現状はまだそこまでは考えられていないですが、大きな大会としては世界選手権がもう来年に迫っているので、そこへ向けて今回出た課題をしっかり生かしながらつなげていけたらと思います」
――活動を拝見していると、子供たちへの支援や貢献活動にも興味があると感じます。
「子どもたちに好奇心を持ってもらったり、ワクワクした気持ちって絶対大事だと思うので、スキージャンプとは関係ないことかもしれないですけど、子どもたちの笑顔を少しでも広く、多くつなげていけたらと思いながら活動しています」
――将来、地元北海道でやりたいことというのはありますか。
「もう少し活動を広げていきたいと思います。今はデフリンピックのサポーターも務めさせていただいていて、そういうところでも精力的に活動できたらなと思います」
――これからも応援し続けております。ありがとうございました。










