【中学バスケ女子】札幌・東月寒中が4年連続7度目の頂点 けが乗り越え権キャプテン「苦しい時間に声をかけるのがキャプテンの仕事」

札幌東月寒中・泉真央選手(2年)
「第56回北海道中学校バスケットボール大会」の最終日が8月5日、札幌市の北海きたえーるで行われ、男女の準決勝と決勝が実施されました。女子は札幌・東月寒中が4年連続7度目の優勝を飾りました。女子決勝は、初戦から圧倒的な強さを見せて勝ち上がった札幌・東月寒中と、札幌・発寒中が対戦しました。
第1クォーター、東月寒はポイントガードの泉真央選手(2年)が3ポイントシュートを決めて先制。センターの樋口紬選手(3年)もゴール下で強さを発揮し、得点を重ねました。発寒もポイントガード・中瀬虹架選手(3年)の3ポイントシュートなどで応戦しましたが、東月寒が18-12でリードしました。

札幌東月寒中・加藤茉歩選手(3年)
第2クォーターは、東月寒が堅いディフェンスから主導権を握り、17-8でリードを広げました。宮川誠一コーチは「全員が集中して良いディフェンスができた。うちらしいバスケットができた」と泉選手と松井杏樹選手(2年)の2年生コンビを称賛。さらに「3年生が、落ち着いてミスも少なくやってくれた」と振り返りました。第3クォーターには斎藤愛桜選手(3年)が3ポイントシュートなどで13-9とすると、最終第4クォーターも18-11と安定した試合運びを見せ、66-40で勝利しました。

札幌東月寒中・権由梨キャプテン(3年)
キャプテンの権由梨選手(3年)は、試合途中から出場しました。入学して2か月で前十字じん帯を断裂するアクシデントに見舞われ、復帰を目指していた2年時にも再び手術を受けるなど、苦しい時期を経験しました。マネージャーとしてベンチに入り、選手としてベンチ入りしたのは、今年の春でした。権選手は「リハビリもあったので、なかなかチームに関われる機会が少なくて」と当時を振り返りました。
そんな中、宮川コーチはチームのキャプテンを彼女に託しました。「権選手は3年生世代のエース的存在で、1年生から試合に出ていました。けがをして、試合に出られない選手の気持ちや悔しさも知っていて、陰で色々見える部分がある。本人は自分の復帰で辛いだろうけど、一番周りが見えているのは彼女だと思った」と指名した理由を明かしました。
権選手は、「キャプテンなので、みんなに声をかけなきゃいけないし、自分のこともやらなきゃいけない。いっぱいいっぱいになることもあったが、苦しい時間に声をかけるのがキャプテンの仕事。練習中から意識して、試合でも声をかけられるようにしていた」と語りました。大会を終え、権選手は「東月寒中のバスケである『堅守速攻』を意識して勝ち進むことができた」と振り返りました。
宮川コーチは「しばらくは、自分の膝のケアで集中できない時期もありましたが、試合に向けてキャプテンとしてチームをまとめ、声を出してやってくれた。キャプテンにして良かった」と信頼を寄せました。

札幌発寒中・中瀬虹架選手
東月寒中は4年連続7度目の優勝を果たし、準優勝の発寒中とともに全国大会への出場を決めました。第56回全国中学校バスケットボール大会は8月17日に開幕します。
<女子・準決勝>
札幌・発寒中 68(31-15、6-12、17-13、14-11)51 旭川・忠和中
札幌・東月寒中 72(19-12、21-2、15-9、17-10)33 帯広・西陵中
<女子・決勝>
札幌・東月寒中 66(18-12、17-8、13-9、18-11)40 札幌・発寒中










