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【ノルディックスキー】「焦らず3年後の五輪を目指す」指定外の山元豪が優勝…HBC杯ジャンプ

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複合から純ジャンプに転向し初Vの山元豪選手

 ノルディックスキーのHBC杯ジャンプ競技会が1月9日、札幌大倉山ジャンプ競技場(HS=137m,K=123m)で行われ、男子はノルディック複合で平昌五輪の代表だった山元豪選手(ダイチ、富山県出身)が1回目、2回目と130メートルを超えるジャンプ(135.0m,132.5m)を揃え239.0点で純ジャンプに転向後、初めて全日本A級大会で優勝を果たしました。

 2位は海外ワールドカップ(W杯)から帰国したばかりの佐藤慧一選手、3位に佐藤幸椰選手が入り、同じくW杯組の小林潤志郎選手(いずれも雪印メグミルク)は5位、W杯組返り咲きを狙う50歳の葛西紀明選手(土屋ホーム)は13位でした。

 女子は伊藤有希選手(土屋ホーム)が1回目128.5m、2回目119.5mの216.8点で優勝。2位に岩佐明香選手(大林組)、3位が小林諭果選手(CHINTAIスキークラブ)でした。

 【男子優勝者インタビュー】

 男子優勝の山元選手はインタビューに次のように答えました。

 「久々に“ジャンプが楽しいなって”忘れていた感覚ですね。優勝するというのはコンバインド(複合)で優勝するのとはまた、やっぱり違う嬉しさがあります。気持ち良いですね。なにか、その感覚をまたきょう、取り戻せたのかなというふうに思います」。

 山元選手は世代別の世界選手権やユースオリンピックでメダルを獲得するなどジャンプと距離の両方で戦うノルディック複合の日本代表として活躍、2018年の平昌五輪にも出場しましたが2020年にジャンプだけに専念する純ジャンプ(スペシャル・ジャンプ)に転向しました。

 転向後についてはー

 「うまくいかなかったことだらけだなって思います。転向してコンバインドのジャンプが通用するかって言ったら、まあ通用しないことも分かっていました。ぶち当たる壁だなというふうには思っていたのですが自分が思っている以上に壁が高くて分厚くてどうやったらこれを超えられるんだろうっていうのをずっと考えていて。“結果が出ない、思うようにいかない”っていうことが長く続くと、すごく苦しい。楽しくてやっているはずのものが楽しくなくなってきたり。それでもコンバインドでやってきたスポーツに対する取り組み方というのは変えずにやってきて、コンバインドで学べた、(そして)学んだものをスペシャル・ジャンプに生かすことができた結果がきょうなのかなっていうふうに思っています」。

 帰国直後とはいえ北京五輪代表を含むW杯遠征メンバーや下部の国際大会派遣選手がいる中での優勝。“ジャンプ”での代表入りや国際舞台への挑戦についても期待が高まりますが、コロナ禍の影響などもあり、国際スキー連盟(FIS)指定大会出場などで得られる国際大会出場資格をもっていません。

 「FISのポイントも持っていないので、(今はW杯下部大会の)コンチネンタルカップにも出られないですね。でも焦ってはいない、全然。(次の五輪まで)まだあと3年ありますし、今シーズンを入れたら4シーズン。1つ1つ。こう、まず今シーズンは国内っていうふうに自分の中で決めてやってるので焦らずやっていこうと思っています」。

 そんな山元選手の目標はー

 「目標は次のオリンピックです。次のオリンピックに出場してメダルを取ることです」。

 もちろん、この日、優勝ができたからといって目標への道のりが容易いものではないことも承知しています。

 「ジャンプの難しいところというのは、同じパフォーマンスを維持し続ける、というのもまた難しいところであって、悪いところから上げていくのも、上げて行った先でそれを維持していくというのもまた違う難しさがあるので、次はどうやったら今のパフォーマンスを維持できるかのというところをしっかり向き合って調整していって今日のようなジャンプができればいいなというふうに思っています」。

 【山元豪(やまもと・ごう)選手プロフィール】

 富山県出身 1995年1月27日生まれ
 <代表歴など>
 ワールドカップ64試合出場
 2019年世界選手権
 2018年平昌五輪
 2015、17年ユニバーシアード
 2012年第1回ユースオリンピック
 2012~14年ジュニア世界選手権(3大会連続)

 【もう1問聞きました…複合北京五輪銅メダル】

 最後に北京五輪の団体銅メダルについて聞きました。

 「見てましたよ。めっちゃ嬉しいですね。僕が悔しいのではないかと聞かれることもあるのですけれど、全然、悔しくないし、めちゃくちゃうれしいです。結果を出してこなかった、出せてこられなかった仲間たちがああやって戦っている姿を見て、僕はもうフェードアウトしちゃったんですけど、でもそれでも、なんて言うんですかね、めげることなく戦い続けたあのメンバーっていうのはすごい自分の中でも誇りに思いますし、めちゃくちゃうれしいし感動しました」。




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