「働く人」や「仕事」ってかっこいい … 制作者の思い ファイターズ新球場の迫力満点"巨大壁画"

巨大な壁画
新球場に迫力満点、巨大な壁画ができます。
その制作者に作品、そして新球場への思いを聞きました。
11月3日、完成間近に迫り報道陣に公開された新球場、エスコンフィールドHOKKAIDO。
見どころとなる天然芝のほかに公開されたのは…
ファイターズのレジェンド大谷翔平選手とダルビッシュ有投手が描かれた壁画です。

大谷翔平選手とダルビッシュ有投手が描かれた壁画
新球場にできる巨大な壁画を制作したアート集団、OVER ALLs(オーバーオールズ)。
世界各地で様々な壁画を制作している彼らに作品への思いを聞きました。

アート集団「OVER ALLs」(オーバーオールズ)
作品にはこだわりのテーマがありました。
OVER ALLs 赤澤岳人社長:「いろいろな所で壁画を描いている1つのテーマとして『働く人』や『仕事はかっこいいよね』というテーマがある。今回は、2人ともプロ野球選手という職業人。働く人として結果を残していてかっこいい。ダルビッシュ選手の方はどちらかというとプロ経営者的なかっこよさ、分析力や研究熱心な所が表現できれば。大谷選手はベンチャー起業家みたいな、新しいところで新しいことをチャレンジしていく職業人としての姿勢を、裏テーマとして目の力に込めさせてもらった」
OVER ALLs 山本 勇気さん:「スタジアムのどこからでも見える大きさ。近くでみてもらったら、意外と大胆なタッチで描いている。筆で荒々しさ、力強さは表現したつもり。一周して、近くでみると2度楽しめると思う」

意外と大胆なタッチ
新球場は、小学生以下は入場無料で周辺施設にも大規模なあそび場ができるなど、こども達が楽しめるボールパークを目指しています。
オーバーオールズの赤澤社長は、新球場のこども達に対する取り組みにも感銘を受けたと言います。
OVER ALLs 赤澤岳人社長:「この場所は子どもたちに夢を感じてもらえる場所。プロ野球選手は典型、ほかにもいっぱいカッコイイ仕事に溢れている。工事をしている建設業者のみなさんもカッコイイ、アートも『こんな絵を描く仕事もあるんだ』『お絵かきばっかりしても良いんじゃないかな』とか思ってもらえれば。夢を持っていい、夢を感じていい、そんなメッセージを子ども達に感じてもらえたら、僕らも1人の親として嬉しい」

いっぱいカッコイイ仕事に溢れている
いよいよ来年開業するボールパーク。野球だけではなく迫力満点のアートも楽しんでみてはいかがでしょうか。