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【高校野球】「耐えて勝つ」函館大有斗、9回に3得点で夏の王者・札幌日大に逆転勝ちベスト8一番乗り――秋季北海道大会

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 来春のセンバツ出場を目指す第79回秋季北海道高等学校野球大会は8日、大和ハウスプレミストドームで2日目を迎えました。第2試合では、夏の南北海道大会を制して甲子園に出場した札幌日大と函館大有斗が対戦。函館大有斗は9回に3点を奪って逆転し、5-4で勝利してベスト8一番乗りを決めました。

 先制したのは札幌日大でした。1回裏、1死一塁から長崎向葉選手(2年)がライトへタイムリー三塁打を放つと、続く八村莉玖選手(2年)もライトへのタイムリーで続き、2点を先制しました。

 函館大有斗は3回表、1死二、三塁からキャプテンの中山翔斗選手(2年)がセンターへタイムリーを放って1点を返すと、成田啓悟選手(1年)の犠牲フライで同点に追いつきました。6回は両チームが満塁のチャンスを作りましたが、いずれも無得点。試合は2-2のまま終盤へ進みました。

8回途中まで力投を続けた函館大有斗先発の関谷一秀選手(2年)

 均衡を破ったのは8回裏でした。札幌日大は2死一、二塁の場面からキャプテンの幌村偲月選手(2年)がレフトへ勝ち越しタイムリーを放ち、3-2とリードして9回表を迎えました。

 函館大有斗は1死から代打の岩城樹音選手(2年)がライトへ三塁打を放ち、同点のチャンスを作りました。続く岩城樹音選手の双子の弟、岩城澪音選手(2年)が「兄に負けないように、自分もここ1本出して、同点に追いつこう」と振り抜いた打球は、ライトへのタイムリーヒットとなり、土壇場で同点に追いつきました。

 さらに谷口奏人選手(1年)のバントが内野安打となり、一、二塁。2死から中山選手がライトへ2点タイムリー二塁打を放ち、この回3点を奪って5-3と逆転しました。その裏、札幌日大も1点を返しましたが、函館大有斗が5-4で逃げ切り、ベスト8進出を決めました。

9回表に同点タイムリーを放った函館大有斗の岩城澪音選手(2年)

 勝ち越しの2点タイムリーを放った中山選手は「“耐えて勝つ”という、先制されても焦ることなく、自分たちの野球をすることができて、最後に捲ることができた。すごく落ち着いてやれたので、チームとして成長していると感じました」と振り返りました。9回の打席については「追い込まれてからは、とりあえず何でもいいから後ろにつなげることだけ考えて打席に立っていました」と明かしました。

 “耐えて勝つ”野球をチームに浸透させてきた片口伸之監督も、「“我慢強さ”を、新チームになってから、ずっと言い聞かせてやっている。ベンチも一体になって今日、戦っていた。見事だったと思います」とチームをたたえました。

 秋季北海道高校野球大会は大和ハウスプレミストドームで10日(土)まで2回戦が行われ、11日(日)に準々決勝、14日(水)に準決勝、15日(木)に決勝が行われます。

<1回戦>
北海 3-2 足寄
<2回戦>
函大有斗 5-4 札幌日大
酪農学園大とわの森三愛 7-0 札幌旭丘




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