ファイターズ新球場 来季は現状通り→オフに改修へ 開業まで4か月一体なぜ "誤訳"原因? 認識違い?
ファイターズ新球場のファウルゾーンが公認野球規則の規定の距離を満たしていない問題で11月14日午後、NPB日本野球機構と12球団の臨時会議が開かれ、新球場の改修案が発表されました。
【来期はこのまま…シーズンオフに改修へ】
NPBによりますと、2023年3月からは現状の新球場でプレーを行い、2023年と2024年のシーズン終了後にファウルゾーンを改修することをファイターズ側が提案し了承されました。
NPB 井原敦 事務局長は会見で以下のように述べました。
「協議の冒頭、ファイターズの球団社長から説明があり謝罪と今後の対応の説明があった」
「NPBへの確認や問い合わせなど球団の報告が不十分だったと謝罪があり、今後の対応として野球規則の仕様に従う改修計画案の提示があった」
「これらを受けて協議をした結果、12球団では現行ルールに違反するものの、改修計画の実施方針を確認し、2023年シーズンは現在の建造のままでの使用を認めることで一致した」

協議で決まったこととは…
開業まであと4か月でなぜこうした問題が生じてしまったのか…
取材を進めると、認識の違いがあったことがわかりました。
誰もが楽しめる夢のボールパークはどうなるのでしょうか。
ファイターズ新球場のファウルゾーンが規定の距離を満たしていない問題で、球界関係者に取材を進めると「認識の違い」が浮き彫りになりました。
2023年3月の開業が迫るファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」。客席とグラウンドが近く、迫力あるプレーが見られるのが特長です。
ところが…公認野球規則の「競技場の設定」によると「ホームからバックネットまでの距離が約18メートル以上必要」と定められています。

公認野球規則の「競技場の設定」
新球場は規則より約3メートル短い15メートルしかないことがNPBらの会議で指摘されたのです。
この問題についてメジャーリーグ解説者のAKI猪瀬さんは「情報共有の不備」を指摘しました。
メジャーリーグ解説者 AKI猪瀬さん:「設計段階から規約のことは設計者は承知していたと思いますので、そこが抜けてしまうのは、ちょっとお粗末だなと感じました」
さらに球界関係者に取材を進めると"認識の違い"を指摘する声も聞こえてきました。