【ノルディックスキー】UHB杯ジャンプは高梨沙羅&中村直幹がV飛行…W杯開幕迫る
スキーのワールドカップ(W杯)開幕前に10月29、30日の2日間、札幌・大倉山ジャンプ競技場では国内トップ選手が集結しノルディックスキーのジャンプ・ラージヒル2連戦が行われました。
29日(土)のUHB杯には失意の底から現役続行に踏み出した高梨沙羅選手が出場。札幌での今年最初のジャンプは127メートル。女子ではただ一人K点ジャンプを揃え大会連覇を果たしました。
高梨選手は大倉山に駆けつけた観客に笑顔でー
「楽しく飛ぶことができました」。
一方、男子は北京五輪にも出場した中村直幹選手が130メートル超えを揃え完勝。単身海外に拠点を移した開拓者はさらなる飛躍を誓います。
「五輪を基準にするなら次の4年間は“中村直幹がいる”と思わせたい。意識させたい」。
そして、30日(日)のNHK杯は女子が伊藤有希選手、男子はW杯初代表に選出された21歳の二階堂蓮選手が優勝。
初のW杯について二階堂選手はー
「このままの調子が続けばフォーヒルズ(伝統のジャンプ週間)、世界選手権、世界フライング選手権とつながっていけるはずなのでそこでもすごくワクワクしています」。
なお、北京五輪覇者の小林陵侑選手は2試合とも欠場。また、高梨選手は30日の試技(試合前のジャンプ)で左足首を痛め大事をとってNHK杯は棄権しましたが、腫れは引き、練習再開できるまでになり予定通りW杯に向かいます。