【インタビュー】男子優勝のムセンビ「ずっと悔しかった」…北海道マラソン
8月28日に行われた北海道マラソン2022。男子優勝のルカ ムセンビ選手の優勝インタビューをお届けします。
ムセンビ選手は東京国際大学の4年生。マラソンは初めての挑戦でしたが22キロ過ぎに集団を抜け出すと最後までペースは衰えず約20キロを独走。大会記録に迫る2時間10分49で初優勝しました。
優勝インタビューでムセンビ選手はー
「皆さん、応援してくれてありがとうございました。今後とも優勝できるようにこれから頑張っていきたいと思います」。
Q.初マラソンで初優勝おめでとうございますー
「ありがとうございました。とても嬉しいです」。
Q.優勝した今の気持ちはー
「スタート時点では(優勝の表彰とインタビューという)こういう舞台に立つのは信じられなかった。だからすごく嬉しい」。
Q.22、3キロで抜け出したレースを振り返って-
「後半(に向け)余裕があった。(中間点などの)通過記録を確認して、これをもうちょっと行けば狙っていた記録、2時間10分を切ろうとしていたから満足できるんじゃないかなと考えて、そこからペースアップした」。
Q.独走になったがどんな気持ちで走っていたのかー
「このマラソン(に向けて)は一人でずっと練習していた。だから自分の力で行くしかなかった。大学4年間でレースに優勝することができなかった。だからずっと悔しくて、最後の最後、優勝ー」
ムセンビ選手は言葉を詰まらせます。
「優勝、したかった。喜びをあげるためにきょうは全力でやりきった」。
ムセンビ選手の中間点の通過記録は1時間5分13秒。20キロから25キロまで5キロは14分56秒でカバー。終盤の落ち込みも最小限に抑え大会2人目の2時間11分突破者となりました。
五輪で2つのメダルを獲得したエリック・ワイナイナさんも北海道マラソンで初マラソン初優勝。昨夏の東京五輪でエリウド・キプチョゲ選手が五輪2連覇のテープを切った場所でニューヒーローが誕生しました。