【レバンガ北海道】6500人が詰めかけたホーム開幕戦 富永啓生「素晴らしい会場の雰囲気」も「非常に情けない。すごく悔しい思い」

会場に詰めかけたブースター
10月18日(土)、BリーグB1レバンガ北海道は、札幌市の北海きたえーるでホーム開幕戦を迎えました。6500名のブースターが詰めかけた会場は、ホームカラーに彩られ、新たなシーズンへの期待感が漂う中、ファイティングイーグルス名古屋との一戦が始まりました。
試合は序盤から一進一退の攻防となりました。第1クォーター残り56秒、3点ビハインドの状況で、富永啓生がドライブからバスケットカウントを獲得。フリースローも決めて同点に追いつくと。さらに残り31秒で3ポイントシュートを成功させ、会場を沸かせました。
このクォーターを25-23で終えたレバンガ北海道でしたが、トーステン・ロイブルHCが「前半のディフェンスが機能せず、相手のシンプルなプレーに対応しきれなかった」と分析した通り、第2クォーターでは流れを失い、39-50と11点のリードを許してしまいます。
第3クォーターに入って、この日チーム最多18得点をあげたジョン・ハーラーのダンクなど、会場を沸かせる場面はあったものの、逆に点差を広げられる展開となりました。第4クォーターでも最後まで流れを引き戻すことができず、レバンガ北海道は74-91でホーム初戦を飾ることは出来ませんでした。厳しいマークに遭いながら、前半は12得点をあげますが、この日、放った3ポイントシュート5本中4本がリングに嫌われるなど苦戦を強いられました。

富永啓生選手
試合後、富永は「非常に情けないというか、ホーム開幕戦で自分達が勝たないといけないと分かっている中で、自分たちのバスケットができず、相手のやりたいことをたくさんやらせてしまった試合でした。個人としても、なかなかシュートが決まらない中で流れをつくることができず、すごく悔しい思いがあります」と率直な胸の内を明かしました。
また、ブースターに対しては「たくさんのファンの方々が会場に来てくれて、来たことを後悔させたくないというのはもちろんありました。その中でハードにプレーするということは、自分の心に決めていました。ただ、気持ちだけが先行してしまって、それがなかなかプレーに繋がらなかったという印象が試合を通してあります」と悔やみました。
自身に対するディフェンスの厳しさを問われると、「間違いなく自分に対するディフェンスは毎試合ハードになっていると思うので、その中で自分が2、3人を引きつけて周りを生かすことで、チームとしてもどんどん良い方向にいけると思います。そこの自分の「グラビティ(重力)」をうまく使っていけたらいいと思います」と冷静に分析。
会場の雰囲気ついては「素晴らしい雰囲気でした。たくさんのファンの前でプレーすることは楽しい。今日の試合は後悔させてしまったと思うので、また明日しっかり休んで、明日の試合に向けて勝利をファンの皆さんに届けられるように頑張りたいなと思います」と感謝と次戦への決意を語りました。