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【陸上】北口榛花が女子やり投で日本勢初のメダル…オレゴン世界選手権

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世界選手権のメダルを手にする北口榛花選手 写真:長田洋平/アフロスポーツ

 五輪・世界選手権を通じて日本女子が陸上競技の投てき種目で初のメダルを獲得しました。快挙をやってのけたのは北海道旭川市出身の24歳、女子やり投の北口榛花選手(JAL、旭川東高出)です。

 アメリカ・オレゴン州ユージンで行われている世界選手権8日目の7月22日(日本時間23日)、女子やり投は決勝が行われました。2日前の予選をトップの記録で突破した北口選手はこの日の決勝1回目も62m07。好スタートを切るとベスト8に絞られる3回目までメダル圏内の3位をキープします。

 世界の頂点を争う戦いは8人に絞られた4回目以降、一気に激しさを増します。3回目に66m91を投げトップに立つK.L.バーバー選手(オーストラリア)を追って東京五輪金メダルの劉詩穎選手(中国)、開催地の熱い声援を受けるK.ウィンガー選手(アメリカ)が次々に北口選手の記録を超えていきます。

 北口選手は残り1回を残して5位に後退。最後の6回目はその時点の順位の低い順に投げます。ヒリヒリする緊張感が張りつめる最後のチャンス。北口選手は観客に拍手を促し、助走に入ると渾身のスロー。理想の投てきではなかったのかもしれませんが記録は63m27。次の次に投げるM.リトル選手を5センチ、3人あとに投げる劉選手を2センチ上回り、この時点でメダル圏内に再び浮上してみせます。

 直後に投げたウィンガー選手に銀の座は譲りましたがこれまで度々経験した“あと少しでチャンスを逃す”ことなく土壇場で力を発揮し、日本初の女子投てき種目銅メダルをつかみとりました。

 東京五輪前にはエンジンのかかるのが遅い点を課題の1つに上げチャンス僅か3回の予選、決勝もベストエイトに絞られる前の「前半3回目までに記録を出せるように」と話していた北口選手。東京五輪の終わった2021年の暮れ、ふるさと旭川に帰省したときには「(東京五輪は)結果としては望んだものではなかったが、まだ競技を続けるつもりなので1つ1つ階段を上っていけたらいいかなと今は思っている」とコメントしていました。

 この夏、また1つ大きな階段を力強く上がった北口選手、このあとさらにステップを上がっていくのが楽しみでしかありません。




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