【陸上】鈴木亜由子“マラソンを一本形にしたい”休養期間を経てホクレンDCに初参戦

鈴木亜由子選手
北海道の5か所を転戦する陸上のホクレン・ディスタンスチャレンジ。7月6日(水)は第2戦深川大会(深川市陸上競技場)が行われました。
女子10000mには、2018年の北海道でマラソンデビュー初優勝、MGC2位を経て東京五輪女子マラソンで札幌を駆け抜けた鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)が出場しました。「32分30秒というところを目標に苦しいところで粘れたら良いなという狙いで走った」と話した鈴木選手は、32分52秒04と目標よりも20秒遅いタイムでフィニッシュ。それでもラスト1周で上杉真穂選手(スターツ)とデットヒートを繰り広げ、逃げ切り2位に入りました。
「記録は全然、目標に届かなかったので、スピード持久力を練習でもう少し詰めていきたい。結果としては最後に順位を上げられたので、そこは次につながるレース展開だった」
Q.今後の目標
「トラックで現状の力を確認しつつ、マラソンという道を探っているところなので、マラソンを一本形にしたい」
Q.トラックレースも本数がだいぶ重なってきた。戻ってきたなという実感はー
「これまでと違う流れで、月1本ずつレースに出ていくという形でやっていて、タイムはまだまだですけども、それでも1レースごとに状態は上がってきていると感じている。とにかく着実に自分の歩みを進めていければ良いなと思っています」
Q.初マラソン初優勝や、東京五輪マラソンなど縁がある北海道でのレースー
「社会人9年目なんですけど、実はホクレン・ディスタンスチャレンジに出るのは初めて。少し違う気持ちというか新鮮な気持ちでこの2レースに臨むことができました」
Q.復活への思いー
「まだまだですけども、一本一本上がってきている状態ではあるので次につなげていきたい」
Q.チームメートの廣中璃梨佳選手が世界選手権に出場ー
「世界選手権に向けて、ボルダーで1人で練習している。本当によくあそこまで1人で追い込むなという練習をしていて、離れてはいるんですけども、すごく刺激をもらって“自分も”という思いで頑張っています」
Q.同じく五輪代表だった一山麻緒選手が世界選手権のマラソンに出場します。どこに注目したいですかー
「しっかり準備をされていると思いますし、きっと世界のレベルに挑戦していくと思う。その姿をしっかりと見て、自分のモチベーションにつなげていきたいです」
◆女子10000m・結果
1位 大森菜月 (ダイハツ) 32分47秒72
2位 鈴木亜由子 (JP日本郵政G) 32分52秒04
3位 上杉真穂 (スターツ) 32分53秒16
4位 金丸芽生 (宮崎銀行) 33分16秒28
5位 中村優希 (パナソニック) 33分19秒18