【北海道マラソン2026】新谷仁美、18年ぶり北海道でMGCへ「自分の強さ、力を見せていけたら」真夏の北海道を選んだ3つの理由
「変わらない結果主義者」として

感謝の気持ちを忘れず、結果にはこだわる
新谷は自らを「変わらない結果主義者」と表現する。努力や感謝を否定するのではない。支援を受けるアスリートだからこそ、最後は結果で返すべきだという信念だ。
「勝ちもそうですし、タイムというところ。私はずっとそこにこだわってきたというよりは絶対条件だなと思っていて。頑張っている人って、アスリートじゃなくても、日々全員が頑張っていると思うんですね。でも、頑張るだけでお給料は貰えないと思うんです(笑)。極端な話。私たちアスリートは結果を出してナンボの世界に居させてもらっている」
「その状況がどれだけのものかというのは、選手本人たちが理解しなければいけない。そのためにどれだけの人たちがサポートに回ってくれているかというのを日々感じながら、もちろん感謝の気持ちを忘れずに。それを言葉にすることも大事なんですが、結果として返していく。私はそのやり方で、今後もやっていきたいなと思っています」
その価値観が芽生えたのは、23歳。2011年の世界陸上大邱大会(5000m)で初めて日本代表になった時だという。
「世界クロカンやジュニアの世界大会には出場したことはあったんですが、考えが未熟だったので、背負うというよりは陸上を楽しみたいと一心に思っていただけだった。社会人になってから対価をいただいた時に、どれだけ自分にかけていただいているか。応援の言葉だったり、ウェアだったり。どれだけ自分のために、ものが動いているか、人も動いているかというところを考えさせられるきっかけが、その大邱大会だったんです」

北海道マラソンへの意気込みを語る新谷仁美選手
一人のランナーとして、最終的にありたい姿を問われた答えも明快だった。
「やっぱり変わらない結果主義者だと思います。もちろん結果以外にも大事なものはあります。それは取り組みだったり地域貢献だったり。ただ、それを含めても結果第一というところは、アスリートになった限り忘れてはいけない部分かなと」
「結果を出さなきゃいけない立場は、それだけの支援をいただいていることに基づいている。応援してもらっていること、スポンサー、所属先の支援を考えたときに、第一に結果を出すというところが必要だと思っています。自分に厳しすぎると皆さんから言われるんですけど、それは私の欠点でもありますが、頑張っているだけじゃ成り立たない仕事だなと思っているので、いかに結果を残していけるか。そこは厳しい目で自分を見て、これから成長していきたいと思います」
新谷が見据える先は、2028年ロサンゼルス五輪。「競技人生の集大成」と位置づける舞台だ。
「2年半ぶりのマラソンになります。今回の北海道マラソンでは北海道の皆さん、そして全国の皆さんに、しっかりと自分の強さだったり力を見せていけたら」
真夏の札幌。久々の42.195kmが、ロサンゼルスへの最初の一歩となる。








