【日本ハム】伊藤大海、左足直撃アクシデントも99球力投 レイエスが32号同点弾も延長11回サヨナラ負け
9月17日(水)、楽天モバイルパーク宮城。北海道日本ハムファイターズは東北楽天ゴールデンイーグルスとの一戦に臨みました。マウンドには、今季リーグトップの14勝、対楽天戦4勝0敗と抜群の相性を誇るエース・伊藤大海が上がりました。
先制点はファイターズでした。2回表、清宮幸太郎、田宮裕涼の連打で、一、二塁とすると、水野達稀が相手先発・内星龍のフォークをセンター前へ。先制タイムリーで1-0とリードを奪います。
伊藤は立ち上がりからテンポ良く2回までパーフェクト。しかし3回裏、一死三塁から武藤敦貴のレフトへのファウルフライでタッチアップを許し、同点に追いつかれました。
そして4回裏、思わぬアクシデントが襲います。黒川史陽の強烈な打球が左足を直撃。一度ベンチへ下がりましたが、治療を終えて再びマウンドへ。ここから宗山塁、浅村栄斗に連打を浴びて勝ち越しを許しましたが、レフト水谷瞬の好返球で本塁走者を刺し、失点を最小限にとどめました。
伊藤はその後も踏ん張ります。5回以降無失点を続ける力投で7回を99球、6安打2失点とエースの意地を見せて降板しました。
「先発投手として、最低限の役割は果たせたと思います。先頭打者にフォアボールを与えてしまい、その後失点したことが悔やまれます。無駄なランナーを出してしまいました」とコメントしました。
その粘投に打線も応えます。8回表、レイエスがこの回から登板の西口直人からバックスクリーンへの第32号同点ソロ。自身で“スゴイホームラン”と表現した一打で試合を振り出しに戻しました。
9回表には二死から万波中正がヒットで出塁し、水野の一打はレフトポール際への大ファウル。しかし最後は三振に倒れ、勝ち越しはなりませんでした。
救援陣は上原健太から金村尚真につなぎ、試合は延長戦へ。しかし11回裏、4番手・齋藤友貴哉が二死一塁からボイトにセンターへ運ばれ、サヨナラ打を許しました。ファイターズは2-3で敗れ、首位ソフトバンクとのゲーム差3.5に。次戦は福岡でのソフトバンクとの直接対決に臨みます。