【北海道マラソン2026】名門・旭化成で社会人1年目の夏に挑む塩出翔太「一発ギャフンと言わせたい」
レースプランは「ついていく」 勝負は30km以降

練習中の塩出翔太選手
MGC出場権を狙う選手が揃う北海道マラソンは、厳しいレースになることが予想される。塩出が描くレースプランは、強い選手が作る集団で粘り、後半の勝負に備える。
「30km、35km以降にばらけてきたとき、仕掛けた選手についていけるかが大事になると思いますし、こぼれたら厳しいと思います」
自ら先頭でペースをつくるのではなく、まずは集団に食らいつく。夏のレースでは、早い段階からふるい落としが始まる可能性も見据えている。
「自分で引っ張るというより、ついていくことが一番です。強い選手が集まると聞いているので、必然的にハイペースになったり、ハーフくらいまでにふるい落としが始まったりすると思います。やってきた練習を信じて、ひたすらついていく。後半勝負ということだけを考えて走りたいです」
別大で実感したのは、マラソンには練習だけでは測れない難しさがあるということだった。暑さやレース展開にも左右される後半戦への警戒とともに、練習の手応えがそのまま結果につながるとは限らない怖さも知った。
「30km以降は本当にきつくなります。精神的にも体的にもそうですし、レース展開や暑さによっても変わってくる。それがマラソンの難しさだと思います」
「練習ができていて、状態がいいと分かっていても、走り始めて30kmを過ぎてから一気に落ちることもある。本当にごまかしが利かない競技だと感じます」
駅伝とマラソンは「全く違う」 一人で積む距離
大学時代は駅伝を軸に、チーム全員で一つのレースへ向かった。実業団に入り、マラソンを主戦場に据える中で、その景色は大きく変わった。
「練習は全く違います。長距離という一つのくくりにまとめられがちですが、マラソンは練習から本当にきつくて、ひたすらに距離を踏みます。5000m、10000mとも全く違う練習で仕上げていきます」
駅伝を軸に、チームで同じ目標を追った大学時代とは異なり、実業団では個人の目標レースに合わせた準備が中心になる。
「大学では、一つのレースをみんなで狙っていくことが多かったです。実業団では、自分が出たいレースを狙っていく。トラック選手はトラックに、マラソン選手はマラソンに向けて練習するので、個人で練習することが多くなりました」
「駅伝は、みんなで狙った大会に合わせていくので、きつい時も声を掛け合って頑張れると思います。でもマラソンは、自分が出たいレースに合わせていくので、練習も一人になります。40km走など、きつい練習も月に4、5本入ってきます」









