【ファイターズ】BIGBOSS”極秘作戦”決行…7月は2勝1敗スタート

転倒の“名演技”でトリックプレーをアシストした石井一成選手
北海道日本ハムファイターズは7月1日~3日、札幌ドームにオリックス・バファローズを迎え3連戦を行いました。このカード、ファイターズは2勝1敗とし5カードぶりのカード勝ち越しとなりました。
◆7月1日(金)
オリックス 000 000 100 | 1
日本ハム 010 100 00x | 2
ケガから復帰した近藤健介(28)選手が“ホーム”に戻ってきました。
2回、「思い切っていった」という石井一成選手(28)が右中間にスリーベースヒットを放ちます。1塁ランナーの近藤選手がチームに勢いをつける先制のホームを踏みます。
先発の上沢直之投手(28)は、毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。それでも要所で踏ん張り、8安打を打たれながらも1失点に抑えます。
エースの粘投を堀瑞輝選手(24)、北山亘基選手(23)、そして石川直也選手(25)とつなぎ接戦を制したファイターズ、カード初戦を白星で飾りました。
◆7月2日(土)
オリックス 000 000 000 | 0
日本ハム 100 002 20× | 5
連勝を狙うファイターズは6回、満塁のチャンスで、BIGBOSSが代打に指名したのは「神」ってるルーキー上川畑大悟選手(25)。球界を代表するバファローズ山本由伸投手(23)のストレートをライト線に運ぶ2点タイムリーツーベース。BIGBOSSの起用に最高の結果で応えます。
さらに7回には宇佐見真吾選手(29)が4号ソロホームラン。防御率ここまでダントツだった山本投手から4点目をもぎ取ります。
先発の伊藤大海投手(24)は、ストレートを軸にバファローズ打線を寄せ付けず、8回までスコアボードに0を並べます。そして最終回も自ら志願してマウンドに上がります。ランナー二塁三塁のピンチを招き、「かっこよく終われなかった」と反省しながらも9回無失点。今季2度目の完封勝利です。
◆伊藤大海投手のコメント
「今日アップしている時点でものすごいファンの数だと思った。凄くやる気が出たし力に代わった。皆さんのおかげでできた勝利だと思う」。
◆7月3日(日)
オリックス 300 000 103 | 7
日本ハム 002 000 100 | 3
この日のハイライトは3回に見せたBIGBOSSの“極秘作戦”。
2アウトながら石井一成選手のタイムリーで1点を返して3対1。なおも1・3塁のチャンスの場面でBIGBOSSの“あの”作戦が密かに動き出します。
1塁ランナーの石井一成選手が飛び出すとバファローズのサウスポーピッチャー、山崎福也投手は一塁へ素早くけん制。しかし、これは“罠”だったのです。
石井選手がおとりになって、3塁ランナーの松本剛選手(28)がホームに突っ込む奇策が見事成功するのです。
このトリックプレーで1点差に詰め寄ったものの、この日はバファローズに追いつくことができません。
7回に清宮幸太郎選手(23)がライトスタンド中段へ、キャリアハイとなる8号ソロホームラン放ちましたが反撃もここまででした。
◆今後の日程
7月5日~7日VSロッテ(ZOZOマリンスタジアム)
7月8日~10日VSソフトバンク(福岡PayPayドーム)