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第35回UHB杯ジャンプ大会 今大会の見どころ

新時代開幕へ~日本ジャンプ陣が札幌の空に希望のアーチを描く~

小林陵侑が五輪で金・銀2つのメダルを獲得しワールドカップ2度目の総合優勝で幕を閉じた北京シーズン。あの感動から既に半年が経過。今、世界は次の4年に向け動き始めている。
新たなシーズンに向けてその動向が注目されていた日本女子のエース高梨沙羅はこの夏、大きな決断を下した。“悲劇”に見舞われた北京。個人ではメダルを僅かな差で逃し、男女Wエースで臨んだ混合団体ではまさかの失格が待ち受けていた。茫然自失の中でも北京の台を最後まで必死に飛び、その後のワールドカップでは再び表彰台の真ん中に立って見せた。重ねた勝利数は前人未到の63。去就を明らかにしていなかったが“やっぱり飛ぶことが好き”と現役続行を決めたのだ。今年のUHB杯は再出発後、最初の札幌でのフライトになるはず。その姿を見守らない理由などない。
そして、世界最強の日本のエースに刺激され、次なる主役に名乗りを上げようと男女とも “新しい”スター候補が台頭。北京には間に合わなかったが21歳の二階堂蓮がこの夏、王者“陵侑”に土をつけ世界の舞台でもワールドカップ同格の大会で優勝の快挙を果たした。陵侑&沙羅と北京でともに戦った佐藤幸椰、中村直幹、小林潤志郎はもちろん、 “伝説(レジェンド)の勇者”たちも黙ってはいない。
世界を目指す国内トップ選手が集結する大倉山は札幌が招致を目指す2030年の舞台。遥かな夢と機運醸成に動き始めた日本のジャンプ界が新シーズンの扉を開ける大倉山での戦いから目が離せない。

※ 出場選手は確定していません。上記内に記した選手が必ずしも出場するわけではありません。
※ 荒天などによって大会が中止、内容が変更になる場合があります。