週間番組表

第545回 番組審議会 議事概要

2026年7月27日(月)

事務局報告委員の出欠状況ほか

出席委員

泉   貴嗣委員長
八木  由起子副委員長
西田  薫委員
塚本  容子委員
髙田  聡委員
中川  勲委員
岡田  拓也委員
岩倉  隆夫委員

会社側

鶴井  亨代表取締役社長
佐野  純取締役コンテンツ本部長
 兼報道制作局長
柴田  亮介コンテンツ推進局長
篠原  巨樹報道情報部副部長
関根  弘貴報道情報部プロデューサー
水上 孝一郎報道情報部ディレクター
鈴木  重斉取締役編成本部長
 兼番組審議会事務局長
山口  洋輔番組審議会事務局

議 題

(1)審議合評
『FNSドキュメンタリー大賞 ノミネート作品 板ばさみ~違法動物園と、人間たち~』 2026年5月31日(日)放送
【委員からの意見】
・札幌市職員が「公務員としての立場」と「私人としての立場」の間で板挟みとなり悩む姿を映し出した点は、問題の本質を突いている。
・次回作では、実際に働いていた従業員がどう感じていたのかという視点があれば、より深いドキュメンタリーになる。
・一般の市民感覚から見ても、施設の建物や環境には「怪しさ」があった。多くの人が感じていたであろう違和感に対し、「違法とは知らなかった」という過去の報道姿勢は、視聴者に対して少し不誠実に感じる。
・ノースサファリの閉園シーンや子供の叫び声が繰り返し流れることで、逆に同施設が「被害者」のように見えてしまう構成には危うさを感じた。
・一部インタビュー音声が聞き取りづらく、テロップ対応が必要な箇所があった。
・市街化調整区域における違法建築問題は、ノースサファリに限らず札幌市内で他にも多数存在しており、この問題は非常に根深い。もっと広い視点や他のケースとの比較があればよかった。
・ドキュメンタリーとして丁寧に作られているが、最も追求すべきサクセス観光の悪質さに対する追及が不足している。
・「人気動物園を襲った転落劇」というナレーションは、あたかも動物園が被害者のような印象を与える。
・行政の怠慢や命を引き受ける責任について視聴者に考えさせる、意義のある番組だった。年末の撤去後の様子まで次回作で見たい。
・「板ばさみ」というタイトルは、法令遵守・住民の安全・動物の命の間で身動きが取れない現状を見事に象徴している。
・行政組織の対応だけでなく、公務員の「告発義務」という法的責任を問う視点があってもよかった。
・「知りませんでした」で済ませるのではなく、メディアとして過去の加担を端的に振り返り、社会的責任を果たす姿勢をより強調すべきだった。
【制作側の回答】
・今回の問題はニュースのタイミングごとに情報が断片的に流れていたため、視聴者が「なぜ起きたのか」を理解できるよう、経緯を整理して「自分ごと」として捉えてもらうことを目的に制作した。
・「自分たちが知らなかった」というのは恥ずかしい事実であるが、事実であり、過去に自分たちも協力してしまった身として、ナレーションを通じて内省する必要があると考えた。
・サクセス観光から直接カメラの前でコメントを引き出せなかったことは力不足だが、現場ディレクターが粘り強く交渉し書面等でコメントを引き出したことは一定の成果である。
・テロップの多用は、文字情報に視聴者の目が奪われ、ドキュメンタリーの臨場感や表情が伝わりにくくなるため、重要度に応じてバランスを取った。
・誰かを悪者として断罪するのではなく、各関係者の「問題点」を並列に提示することで、視聴者に判断を促す構成を意識した。
(2)視聴者対応報告
6月、7月前半の問い合わせ件数や、寄せられたご意見等を報告

事務局報告