2020/11/26
宇野 章午
そうだね…石野。
このご時世。
お昼ご飯を食べるのも気を遣う。
会社の社員食堂を利用するにしたって、
向かい合わせにならないように。
混んでいる時間はなるべく避けて。
なんなら一人の方が都合がいい。
時々は外のお店も行くけれど、
UHB周りはなかなか昼食時の美味しいお店の過疎地でして。
みんなが一斉に繰り出すお昼時、
美味しいお店はとっても混雑いたします。
一人で行っても入れてくれて、
カウンター席で向かいに人がいなくって、
美味しくて、
ボリュームのある、
ランチのお店。
今日もオイラのリストから厳選したとあるお店へ。
カウンターではないけれど
2人掛けのテーブル席を1人で使わせて頂けた。
右隣のテーブルとの間は籐の衝立で仕切られていてとっても落ち着く。
美味しくランチを頂いていると、
衝立の向こうのお店の入り口から「いらっしゃいませ~」の声。
「お二人様ですね」
「しばらくお待ちください」
テーブル1つ分の通路を挟んだ左隣の席に案内されてきたのは
なんと千須和と石野ではないか!

(お昼時に現れた無邪「鬼」2人。この笑顔が曲者なのだ。)
やっぱり時間をずらして、
会社からはちょっと距離のあるこのお店まで来る人は来るのよね。
美味しいからね。
「あ、ぶちょ~!」
「やっぱりぶちょ~だ!」
やっぱり?
なんで?
ちっすーが無邪「鬼」の鬼の笑顔で畳みかける。
(顔の2/3は大きなマスクで見えないけれど、きっと満面の笑みだったはずだ)
「衝立の影からちらっとおじさんの後ろ頭が見えて、
あれってぶちょーに似ているねって話してたんですよぉ~」
後ろ頭で識別されるオイラって…
一体どれほど特徴のある後頭部なのでしょう?
形か?
髪型か?
めっきり増えた白髪の量か?
それともそもそもの毛量か?
ぬらりひょんなのか?
そういうの。
おじさんは気にしますから!
自分じゃ見えないんだから!
すっごく気・に・し・ま・す・か・ら!!
オイラの後頭部はいったいどんなんなってんだだだ!!!
はい。では、石井祐里枝くん。
10文字以内で説明せよ。