きみと、ずっと。UHB|北海道文化放送

三冠馬実況

2020/11/18

吉田 雅英

千須和アナから『クラシックのススメ』を推奨していただきましたが、
私からは『競馬クラシック三冠馬』をご紹介します。

今の時期は毎年、秋競馬のG1レースに熱をこめています。
去年、UHB非公式チャンネルで生涯初のG1実況『エリザベス女王杯』を経験させていただきましたが、
1年経って今年は生涯初の三冠馬達成の瞬間を実況させていただきました。
しかも『秋華賞』と『菊花賞』の2週連続の三冠実況となりました。
これまたUHB非公式チャンネルで田辺桃菜アナウンサーが担当している
『競馬生配信:桃八番屋』の『秋華賞編』と『菊花賞編』でのレース生実況でした。
同じ年に牝馬と牡馬の三冠馬が誕生するのは中央競馬史上もちろん初めての出来事です。

競馬に詳しくない方のために三冠馬について少しお話します。
通常、三冠レースとは三歳馬が出走できる皐月賞、日本ダービー、菊花賞の三つのレース(三歳馬クラシック)のことを言います。この三つのレースは牡馬、牝馬どちらも出走することができます。
これとは別に三歳の牝馬だけが出走できる桜花賞、オークス(三歳牝馬クラシック)、秋華賞の三つのレースを牝馬三冠と言います。(秋華賞は正式にはクラシックとは呼びません)
今年は牡馬のコントレイル、牝馬のデアリングタクトという馬がそれぞれ春に二冠を達成して、この秋にそれぞれ三冠がかかっていました。
コントレイルは菊花賞を勝てば史上8頭目の牡馬の三冠達成となり、
デアリングタクトが秋華賞を勝てば史上6頭目の牝馬三冠達成となります。
しかもこの2頭はデビューから負けなしで無敗の三冠達成の偉業となります。
無敗の牡馬の三冠馬は過去シンボリルドルフ、ディープインパクトの2頭がいますが、
無敗の牝馬三冠馬は過去には存在していません。
まず、10月18日(日)の京都競馬場で第25回秋華賞が行われました。
史上初の無敗の牝馬三冠達成なるか?

注目のデアリングタクトは7枠13番。単勝1.4倍の圧倒的1番人気。
いつもの競馬場からの実況と違って『桃八番屋』を配信しているUHB社内の特設スタジオに設けられた放送席から、京都競馬場の映像が流れるモニターテレビを見ながらの実況です。ややあおり気味のスタートを切ったデアリングタクトは道中、中団の後ろを追走して前半は折り合いをつけながら進んでいきます。向正面の半ばを過ぎたあたりから徐々に差を詰めていき勝負所で追い上げを開始。残り100メートル手前で抜け出しそのまま押し切る強い勝ち方で見事史上初の無敗での牝馬三冠を達成しました。
鞍上の松山騎手も正攻法の騎乗でプレッシャーをはねのけての優勝でした。


興奮冷めやらぬ翌週の10月25日(日)には菊花賞が行われました。
父のディープインパクトに続き3頭目の無敗の三冠馬並びに史上初の父子での無敗の三冠馬達成という快挙に挑むコントレイルは2枠3番。単勝1.1倍の断然の1番人気。
スタートから道中は中団の前に位置取り、福永騎手が上手くなだめて最初の3~4コーナーを乗り切ります。
ペースが落ちた向正面でやや力みをみせますが勝負所では持ったままの手応えで差を詰めていき、直線では満を持して追い出しにかかります。ここから突き放しにかかるのかと思いきや道中コントレイルをずっとマークしていたルメール騎手騎乗のアリストテレスがしぶとく粘り、最後は2頭の壮絶な追い比べとなりました。一瞬コントレイルの三冠危うしか?といったシーンも頭の中をよぎりましたが、最後まで馬の力を信じていた福永騎手の渾身の鞭に応えてコントレイルがアリストテレスを首差抑えて見事史上3頭目の無敗の三冠達成となりました。しかも父ディープインパクトと共に父子での無敗の三冠達成と世界でも類を見ない偉業でした。

オフチューブ形式のライブ配信とはいえ、今回は私も、乗っている騎手と同じくかなりのプレッシャーのなかでの実況となりましたが、
歴史的な瞬間に立ち会えたことに感謝したいと思います。
尚、この模様はUHB非公式チャンネルでレース映像はありませんが、録画配信を見ることができますので興味ある方は是非アクセスしてみてください。

次回は廣岡アナウンサーの登場ですが、
秋に熱中しているものは何かありますか?

  • &sauna