「落水から15分で致命的」後を絶たない“流氷”のぼる観光客 ―危険行為で地元困惑 ヘリ救助所要1時間『自殺行為』との声も…冬の風物詩でにぎわう網走市
さらにいま、昔に比べ落下の危険性が高まっています。
流氷の厚さは50年前には50センチから1メートルほどあったといいますが、温暖化の影響により現在は20センチまで薄くなっているところも。
流氷が崩れ落下する危険性が高まっているのです。
「ここ2~3日気温が上がってきているので、そうしたらやわらかい。いまは自殺行為だと思います」(網走市民)
網走海上保安署によりますと、流氷に乗っている人がいるという市民からの通報は例年1、2件でしたが、今年はすでに7件を超えています。
コロナ禍が明け、観光客が増加したことで通報が増えたとみられています。
これは網走市のとなり、斜里町のホテルのSNSです。
民間も協力して流氷に乗ることの危険を発信しています。
「知床では以前、観光船の事故もあった経緯がありますので、そういったことを起こしたくないという思いから声をかけさせていただいた」(知床第一ホテル 高田翔平支配人)