「小児がんの子どもを救いたい」治療には多額の医療費…北大病院が"クラウドファンディング" 10月末まで

　小児がんの子どもに効果的な薬を。

　北大病院は多額の医療費がかかる小児がんの治療に、支援を呼びかけています。

　「薬剤の承認にはかなりのハードルがあり特に日本では難しい。本当に残念な思い」（北大病院 がん遺伝子診断部 木下一郎 教授）

小児がんの治療…支援を呼びかけ

　脳の中に腫瘍ができる小児がんの一種「グリオーマ」。

　その中でも特殊な遺伝子異常をもつ患者の治療を国内で唯一行っているのが、北大病院です。

　全国から4人が治療に訪れています。

　海外では国が承認した効果的な薬がありますが、日本では未承認のため、使用するためには患者に年間で100万円を超える多額の費用がかかり、治療を受けたくても受けられない子どもがいます。

　北大病院では、そんな子どもたちのためにいまクラウドファンディングで資金を募っています。

クラウドファンディングは10月末まで

　「1つは患者が負担している費用の軽減。もう1つは患者が地元で治療を受けられるように施設を増やす」（北大病院 がん遺伝子診断部 木下教授）

　目標額は2550万円で現在約1200万円が集まっています。

　クラウドファンディングは10月末までです。