"ホットペッパーの食事券"7000円分 他人名義のクレカで不正購入の疑い 自称・人材派遣業の男逮捕…じゃらんも利用か 札幌や東京で計380件526万円の被害―カード情報の入手方法は不明

電子計算機使用詐欺の疑いで47歳の男を逮捕した北海道警中央署（札幌市）

　リクルートが運営する「ホットペッパーグルメ」の食事券を他人のクレジットカードで不正に購入したとして、札幌市中央区に住む自称・人材派遣業の男（47）が逮捕されました。

　男は2023年5月5日、不正に得た他人のクレジットカードの情報を利用し、東京都内のカラオケ店の食事券7000円分を購入した、電子計算機使用詐欺の疑いがもたれています。

　警察によりますと、男は2022年10月から不正利用していて、2023年2月、リクルートが東京にある日本サイバー犯罪対策センターに被害を相談していました。

　警察は利用履歴や飲食店などの防犯カメラの映像から男を特定し、5月8日に逮捕しました。

　男は自身のリクルートIDを使っていて、同社の宿泊予約サイト「じゃらん」も不正に利用。東京と札幌の飲食店や宿泊施設計38店、約380件の被害があり、総額は526万円にのぼるとみられています。

　使用されたクレジットカードの名義は32人分。全員、男と接点はなく、どのように情報を入手したかは分かっていません。

　調べに男は「弁護士と相談させてください」と話しています。警察は余罪も調べを進めています。