【速報】ニワトリ約52万羽殺処分へ 北海道白老町の養鶏場で高病原性鳥インフル 周辺養鶏場でも防疫措置
2022年4月16日11:30

北海道でカラスなどの野鳥に高病原性鳥インフルエンザの感染が相次いで確認されている問題で、胆振地方の白老町の養鶏場で2022年4月16日、死んだニワトリが高病原性鳥インフルエンザに感染していたことが確認されました。北海道ではこの養鶏場のニワトリ約52万羽を殺処分し、感染拡大防止措置を実施します。
感染が確認されたのは、胆振地方の白老町の養鶏場です。
北海道によりますと、4月14日以降、連日、合わせて30羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。
北海道ではこの養鶏場のニワトリ約52万羽を殺処分するとともに、半径3キロ以内の2か所の養鶏場を家きんの移動を制限したほか、10キロ以内の6か所の養鶏場について、搬出を制限するなど、防疫措置を行っています。
北海道内で約50万羽を超えるニワトリが殺処分されるのはこれまでで最多とみられ、道では自衛隊に災害派遣を要請しました。
また網走市の養鶏場で、25羽の死んだエミューも鳥インフルエンザに感染していることが確認され、高病原性かどうかの詳しい検査が行われています。
北海道では野生動物の高病原性鳥インフルエンザの感染が拡大していて、2021年10月以降、北海道内のほぼ全域で鳥類を中心に過去最多となる39例の感染が確認されています。
4月4日には国内で初の哺乳類の確認となるキタキツネの感染が確認され、その後、タヌキの感染も確認されています。