「函館バス」と社長らを"労基法違反"で書類送検…労働者8人に違法な時間外労働を行なわせた疑い 函館労働基準監督署
函館労働基準監督署は3月1日、北海道南部を中心に路線バスなどを運行している「函館バス」と社長・常務を労働基準法違反の疑いで函館地方検察庁に書類送検しました。
函館労働基準監督署によりますと、社長らは共謀のうえ、36協定の締結と届け出をすることなく、労働者8人に対し違法な時間外労働を行なわせた疑いが持たれています。
函館バスの労働組合である「日本私鉄総連 北海道地方労働組合 函館バス支部」は2023年9月13日、一部乗務員らと2021年から労使協定を結ばないまま時間外労働や休日出勤をさせているとして、函館労働基準監督署に告発していました。
函館バスは「どういう内容で労基署が発表しているか確認中だが、当社の意見が通らず残念。意見が通るように今後も丁寧に説明できるように努めていきます」とコメントしています。