北海道の演劇界引っ張ってきた演劇人・斎藤歩さん がんで“余命半年”宣告 入退院繰り返しながらも舞台へ… 病と闘いながら演劇とも格闘
しかし、舞台袖に引き上げてきた斎藤さんが放った一言は…。
「ひどいな」(斎藤さん)
どの部分を「ひどい」と思ったのかは明かしませんでした。
演劇に向き合う厳しく、真摯な姿勢は変わっていませんでした。
病と闘いながら演劇とも格闘する斎藤さんに周囲の人たちは。
「(斉藤さんの作品を)たくさん見たいので、たくさんの芝居を作ってもらいたい」(劇団員 菊地颯平 さん)
「ちょっと休んだらいいのかなと思いますけど、言っても聞かないでしょうから好きにしてください」(演劇ディレクター 菅野 公 さん)
「彼はね、芝居の楽しさ・難しさ・奥の深さを教えてくれる人。そういう意味では息子であり師匠」(チェリスト 土田 英順 さん)
「活躍というよりはおいしいものを食べておいしいお酒を飲んでいてほしい。歩さんと飲むの楽しいです」(作家 桜木 紫乃 さん)
受賞パーティーの最後に斎藤さんは今後に向けての決意を語りました。
「札幌の人だけでは作れないような芝居を皆さんに見ていただくという仕事をしていかなければいけない。まだまだやりたいと思っている」(斎藤さん)
すでに2025年11月まで演出や出演の仕事が決まっています。
北海道の新しい演劇を切り開いてきた斎藤さん、その歩みが止まることはありません。