【暴走激突の瞬間】相次ぐ高齢ドライバーの“踏み間違い事故”「あれ？」どんどん加速する車に"なすすべなし"…加齢によって"股関節が硬く"なり運転に影響？
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社会
踏み間違い事故はなぜ起きるのでしょうか？
ドライブレコーダーの映像。動き出しはゆっくりですが…
「あれ？」
スピードを出したまま車は建物の柱に衝突し、ようやく止まりました。
運転していたのは高齢者でした。
2023年10月に釧路市の病院前で、母親と一緒に歩いていた4歳の女の子が乗用車にはねられ死亡しました。
事故を起こした当時77歳の運転手の男は…
「左前方に親子がいるのを発見した。ブレーキを踏もうとしたが間違ってアクセルを踏んでしまった」（ドライバーの当時77歳の男）
アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、北海道で過去5年に454件発生し21人が亡くなっています。
踏み間違いの事故の約半分が高齢者となっています。
「正しいと思い込んでしまい正しいと認識したことから、抜け出すことが難しい心理状態」（交通事故鑑定人 澁澤敬造さん）
また高齢者ならではの体の動かし方にも関係があるといいます。
「加齢によって股関節が硬くなってしまうと、（バックなどで）体を右にひねったとき足も一緒に動いてしまう。ブレーキを踏んでいるはずが、右にずれてアクセルを踏み込んでしまう」（澁澤さん）
「運転に不安を感じたり、見えづらくなったら相談ダイヤルや警察に相談を」（札幌北警察署交通第1課 菅田昇幸 課長）
