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“ラッキーピエロ”が大人気の函館でグルメバーガーの新旋風 甘みと酸味が絶妙なアメリカンな新作に和のテイストのオリジナルな逸品まで

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こだわり満載のハンバーガー

こだわり満載のハンバーガー

 後藤さんが作るハンバーガーはこだわり満載。

 野菜は道内産のレタスやトマトなどを使い、アメリカのハンバーガーでは定番のクリームチーズ、そして自家製のアメリカンチェリーのジャムをたっぷりとかけ、パン職人と共同開発したというバンズにはさんだら…

 「キングタビーチェリーバーガー」の完成です。

キングタビーチェリーバーガー

キングタビーチェリーバーガー

 牛肉のパティ+チェリージャム+クリームチーズという足し算は、口の中で甘さと酸味のかけ算に変わり、絶妙なバランスです。

 「(ジャムの)甘みは確かにあるが、それ以上に肉との相性が良い」(客)

 「函館はハンバーガーの街になりつつある。僕らみたいなジャンルがあるぞという、文化の底上げをしたい」(後藤さん)

「FINE DAY'S BURGER(ファインデイズ・バーガー)」

「FINE DAY'S BURGER(ファインデイズ・バーガー)」

 和食をハンバーガーに取り入れた店もあります。函館山の麓にある「FINE DAY'S BURGER(ファインデイズ・バーガー)」です。

 オーナーの中澤元気さんは、東京のハンバーガーショップや函館の精肉店で働いた経験を生かし、2018年に店をオープンしました。

 「うちの(一部の)ハンバーガーはアメリカのジャンクなハンバーガーではなくて、日本風のハンバーガー。変わったものを作りたいと思いついた」(FINE DAY'S BURGER 中澤 元気さん)

隠し味は「のりの佃煮」

隠し味は「のりの佃煮」

 日本風のハンバーガーの隠し味に使っているのは「のりの佃煮」でした。アボカドとの相性が抜群だといいます。

 「普通だとアボカドチーズが一般的なメニューなんですけど、岩のりの風味とかを加えたら、もっとおいしくなるんじゃないかなと思ってやったら、すごい相性が良くて」(中澤さん)

ブロック肉を包丁でカットし、パティを作る

ブロック肉を包丁でカットし、パティを作る

 アンガス牛の肩ロースをブロックで調達。「ハンドチョップパティ」と呼ばれる手法でブロック肉を包丁でカットして、パティを作っていきます。

 「これをこういうふうにパティにしていく。サイコロステーキの集合体みたいな感じ」(中澤さん)

 約10キロのブロック肉をこまかくするのに3時間はかかるといいます。余分な筋や脂などを取り除いていく、手間がかかる作業です。

 「一般的なハンバーガー店だとお肉屋さんにただひき肉にしてもらって、それをもらって自分たちでこねるだけなので、これはすごい労力がかかる」(中澤さん)


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