「温かいお風呂で安らぎと活力を」北海道からも自衛隊が被災地へ…能登半島地震 札幌市は寝袋寄付・石狩市は義援金1000万円
地震の被害は人ごとではない―。
能登半島地震の被災者を支援する動きが北海道内の自治体でも広がっています。
「医師や保健師でつくるDHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)5人を8日から活動できるよう派遣します」(鈴木 直道 知事)
道は5日被災地支援本部を設置し、要請があり次第、速やかに対応することを確認しました。
一方、札幌市は5日、多くの人が寒さの中避難生活を送る石川県に向けて、備蓄していた寝袋1万2000枚を送りました。
市が備蓄している寝袋10万8000枚の1割にあたりますが、市としての必要枚数は確保されています。
「現地の避難所での寒さが厳しい状態で、少しでも有効に活用して頂ければな」(札幌市の担当者)
寝袋は6日夜にも到着する見通しです。
一方、石川県輪島市の友好都市となっている石狩市も義援金1000万円を贈ることを決めるとともに、市役所などに募金箱を設置しました。
「あれだけの被害を見ていると「人ごと」ではないし大変だなと思って」(募金した人)
石狩市と輪島市はかつて北前船で結ばれていた縁で、2012年に災害時の相互応援の協定を結んでいて、今回の支援を決めました。
今後、人的な支援などについても要請があれば応じたいとしています。
一方、道内の陸上自衛隊も被災地に派遣され、入浴支援にあたります。
「入浴支援活動は被災者へ大きな安らぎとあすへの活力を与えるだろう」