新千歳発の航空機が海保の航空機と衝突した事故…新千歳では約200人が一夜を過ごした 事故当時機内にいた女性「慌てることなく、冷静に避難できた」
1月2日新千歳を出発した日本航空機が着陸した直後、海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突、炎上した事故。新千歳空港では4日も混乱が続いています。
4日朝の新千歳空港、毛布をかぶり眠る人たちの姿が。
1月2日、新千歳空港を出発して羽田に着陸した旅客機が、海上保安庁の航空機と衝突した事故。
3日、新千歳空港では羽田便24便が欠航したほか、羽田空港からの最終便の到着も遅れました。着陸したのは4日午前3時。
約200人が空港で一夜を過ごしました。
「(到着は)きのうは11時すぎ。ちょうど終電がなくなったくらい。きょうはこのまま始発で職場に向かいます」
「1時近くについた。3時間くらい待たされた。帰ってこれるだけよかった」
乗客が撮影した映像から事故の状況が見えてきました。
窓から外を覗くと見えたのは煙と炎でした。
「煙がすごかったのでのどが煙のせいで痛くなった。正直言うとすごく怖かったです」
機内が煙に包まれパニック状態となるなか、乗客乗員379人全員が脱出し終えたのは約18分後でした。
当時機内は一体どのような状況だったのか。
取材したのは、真ん中から少し後ろの36のCという通路側の座席に座っていた女性。