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「娘の命を軽視している」黒塗り報告書に憤り…“女子中学生 いじめで自殺” 札幌市教委の発表から一夜―両親が手記公表 【約3000字 全文掲載】

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3.学校長及び教頭に対して

自殺した女子中学生の両親の手記。校長や教頭、市教委について書かれている

自殺した女子中学生の両親の手記。校長や教頭、市教委について書かれている

いじめアンケートに関わらなかった理由はなぜだろうか?

自分が管理する学校内のいじめに無関心と捉えられる。自殺(未遂)の件についても知らず、このような管理者がいるから世のいじめ問題が出た際に学校は知らなかったしか答えられないのだろう。だから、いじめの組織が機能しないのではないだろうか。学校のいじめに対する方針を形式で掲げるのではなく、実効性のある方針を具現化し監督するよう強く要望する。

教員や学校の適切な対応で防げた可能性があると指摘されてるにも関らず、娘に対して謝罪もない無責任さに憤りを感じる。

4.市教委に対して

2月に報告書ができ、約10ヵ月後の会見3日前に初めて教育長から謝罪を受けた。正直、この会見に合せた謝罪と感じた。

どれだけの身分で一般人の私には理解できないが、子供がいじめに苦しみ、どんな思いで遺書を残して、どんな思いで自死をしたのか、我々家族がどれだけ辛い思いをしているのか、この教育長には伝わっていないと感じている。

他にも、報告書の公表版の作成に長い月日をかけ、市長報告までに8ヵ月を要したり記者会見の日程変更を前日の夕方にメールで通知したり、とても誠意が感じられない。また、再三に渡り、いじめを行う児童に対して、内申書への記載や厳罰化を求めたが、協議すらしてもらえず、防止策として加害者の深い反省を促し、再発防止につなげる指導プログラムを作成と言うが、具体的に何をするのか問いても明確な回答を出せない。これで、いじめを行う者は無くなるとは思えない。

これが、いじめで娘を亡くした親の気持ちである。
これまでの考え方、やり方を1度切り離して協議してほしい。

最後に

自殺した女子中学生の両親の手記。「いじめは殺人」と強い言葉でつづる

自殺した女子中学生の両親の手記。「いじめは殺人」と強い言葉でつづる

現代、大人の社会ではハラスメントや誹謗中傷等、問題になっており、罰せられる事もあるが、子供のいじめも同様に着目すべきだと思う。そのいじめについても、SNS等の利用もあり、家にいてもいじめが続く時代になっている。

私は娘を亡くし遺書を見た直後に「いじめは殺人」と感じた。

大げさに思うかもしれないが、元気だった娘がいじめによって精神を壊されたのは事実である。

現在、同じように、いじめや人間関係で苦しんでいる子はどれくらいいるのでしょうか?

逆を言うと、いじめを行い人を傷つけている子は、どれくらいいるのでしょうか?

国・教育関係機関は、その実態を把握し、法及び方針を見直し、いじめを受けている児童が復帰できるよう最良の施策を作成してほしい。

同種事案で我々と同じように、一生悔いを背負う家庭が出ないよう願っています。

2023年12月22日