38年にわたり救難救助...巡視船「ゆうばり」最後の航海に 知床観光船沈没事故では網走港に停泊中も強風などですぐに出航できず 網走海上保安署所属
網走海上保安署所属の『巡視船ゆうばり』が老朽化のため引退することになり、11月27日、最後の航海に出ました。
巡視船「ゆうばり」は38年にわたり、警備や海難の救助にあたってきました。
2022年4月に知床沖で観光船が沈没した事故では、網走港に停泊中だった「ゆうばり」は強風などですぐに出航できず、釧路航空基地のヘリが現場海域に着いたのは通報から3時間後でした。
第一管区海上保安本部は事故を受け、網走海保には「ゆうばり」よりも大型の巡視船「そらち」を配備するほか、紋別海保にはヘリコプターと連携できる大型の巡視船「だいせつ」を配備し、救助・救急体制を強化することにしています。