“特定の業者”から見積り取り寄せたか…建物解体めぐる贈収賄事件 町職員の男「便宜」図った可能性 北海道余市町
北海道後志地方の余市町発注の工事をめぐる汚職事件で、逮捕された町職員の男は、商品券を受け取った業者にだけ工事の参考見積を依頼していたことがわかりました。
収賄の疑いで11月20日朝、送検された余市町の税務課長、庄木淳一容疑者(52)は、町管理の建物の解体工事の入札などをめぐり、特定の業者を有利にする見返りとして、約40万円分の商品券を受け取った疑いが持たれています。
関係者によりますと、工事価格の参考見積りを複数社から通常は取り寄せるところを、庄木容疑者は商品券を受け取った業者にのみ依頼していたことがわかりました。
実際にこれまで業者へ数か所の工事を発注していて、警察は庄木容疑者が業者が受注されるよう便宜を図っていたとみて調べを進めています。