「日本一早い紅葉」一部は見ごろも… 残暑の影響で2週間ほど遅れ 大雪山系の山々 9月末が見ごろか
快晴に恵まれた9月22日の北海道。

大雪山系に多くの登山客が足を運ぶ
大雪山系では、日本一早い紅葉を楽しもうと、平日にもかかわらず多くの登山客でにぎわいました。
北海道上川町の銀泉台で紅葉の見頃を迎えていて週末が色づきのピークとなる予想です。
特にウラジロナナカマドがオレンジ色に色づき、斜面を鮮やかに彩っています。

日本一早い紅葉スポット
銀泉台では今週末まで、混雑緩和のためマイカーによる乗り入れを規制していてシャトルバスの運行をおこなっています。
北海道最高峰の旭岳では、標高1600mのロープウェイ姿見駅周辺でチングルマなどが赤く色づいています。
ただ、2023年は紅葉に異変が。
「ちょっと早いかなという気はしますね。来週は天気があまりよくないので、きょうにしました」(登山客)
「旭岳の登山と合わせて紅葉も見に来たが、ちょっと早かった。登ってくるときに、要所要所で赤くなっているところはあったかな」(登山客)
旭岳ロープウェイによりますと、例年に比べ2週間ほど。
紅葉が遅れていて高温が影響しているとみられています。

高温の影響で紅葉遅れる
旭岳ロープウェイの側にあるビジターセンターでは…。
「例年ならロープウェイから見れる山肌も紅葉が進んでいる時期になるが、今年はまだ少ししか見られていない。(姿見駅周辺の)ウラジロナナカマドに関しては、葉っぱが落ちていたり枯れていたり、が目立っているのが今年の状況」(旭岳ビジターセンター 池田 岳人さん)
旭岳ロープウェイ付近の見頃は、9月末ごろになる見込みです。
北海道は、来週にかけて朝晩の冷え込みが強まる予想で、今後の巻き返しに期待がかかります。