「過去の手術で謝罪してほしかった」70歳男 病院で職員と医師に"30センチの包丁"突きつけ現行犯逮捕…面識なく来院も初?

病院で女性職員と男性医師に包丁を突きつけ現行犯逮捕された男の調べを進める北海道警江別署
北海道江別市の病院で、女性事務員(48)と男性医師(65)の2人に包丁を突き付けたとして、札幌市中央区に住む無職の男(70)が、建造物侵入や暴力行為等処罰に関する法律違反の現行犯で逮捕されました。
警察によりますと、男は9月19日午前10時ごろ、江別市の病院の正面出入り口から侵入。受付にいた女性事務員に男性医師呼べと包丁を突き付けました。
その後、診察室へ向かい、「こんなことになった責任を子どものお前が取れ」と男性医師に包丁を突き付けて脅しました。
女性事務員が110番通報し、病院内で男は現行犯逮捕されました。2人にけがはありません。
警察の調べに対し、男は容疑を認めていて、「過去に受けた手術のことで謝罪してほしかった」と話しています。
男が持っていたのは約30センチの柳刃包丁のようなものでした。被害者2人と面識がなく、来院も初めてでした。
男に余罪はなく、今年に入って札幌市内の警察署に「過去に受けた手術の麻酔で歩けなくなった」と相談していたことから、警察は事件の経緯を詳しく調べています。