“風評” が現実に…「ヒ素入った水は使っていないのに」水蒸気噴出した【米どころ】の苦悩 専門家は『安全』と太鼓判 応援も

全く問題ないというメッセージを発信
「数値をきちんと毎日測定して水を使っているから全く問題ないというメッセージを、私の名前を使ってみなさんに発信する」(金 町長)
風評被害を心配しているのは農家だけではありません。
蘭越町の菓子店「おかしのほりかわ」では地元産の米粉を使ったロールケーキや焼き菓子が人気で、ふるさと納税の返礼品にもなっていますが「きちんと検査をしたのか」という問い合わせがあったといいます。
一方で、こんな反応も。

注文した人からの励ましの声も
「注文した人から励ましの『風評被害が大変でしょうけど頑張ってください、応援しています』とメッセージをもらって、すごくうれしかった」(おかしのほりかわ 堀川 純子 さん)
先週、蘭越町ではお祭りが行われました。神輿渡御は4年ぶりです。
コロナ禍と水蒸気の噴出で沈んでいた町に活気が戻りました。

一等米の品質は例年並みだという
「JAようてい」によると、2023年にこれまで集荷した蘭越町産のコメの出来はほとんどが一等米で、品質は例年並みだといいます。
風評被害に負けず、町は前に進んでいます。