事故を起こした訓練機

　9月7日午後2時40分ごろ、北海道の釧路空港で「訓練機が滑走からはみ出て、4人中3人は脱出したが、1人は取り残されている」と空港の職員から消防に通報がありました。

　消防などによりますと、訓練機が着陸した際に機体が滑走路の右側に逸脱しました。

　機体は航空大学校の訓練機で、当時、訓練中だったとみられています。

事故を起こした訓練機

　乗っていたのは40代の男性教官1人と、いずれも20代の男子学生3人で、操縦していたのは学生だったということです。

　救急隊が到着した時にはすでに4人は機体から脱出していて、けが人はいないということです。

帯広分校のシーラス式 SR22型（航空大学校のHPより）

　釧路空港によりますと、訓練機はタッチアンドゴーの訓練をしていて、機体が地面に接地した際に機体がバランスを崩して、滑走路から逸脱しました。

　火災は起きませんでした。

　安全確認のため滑走路が一時閉鎖されましたが、午後4時半ごろに解除されました。

　航空大学校の帯広分校では2022年7月にもとかち帯広空港で訓練機が滑走路を逸脱する事故を起こしています。