"リーゼント刑事"が語る捜査のポイント 『ススキノ殺人』 1週間経っても犯人見つからず… 携帯電話解析に1~2週間必要
札幌市の歓楽街ススキノのホテルで首が切断された遺体が見つかった事件から1週間。
ホテルから逃走した人物はいまだ見つかっていません。
7月2日、札幌市中央区ススキノのホテルで首が切断された、男性の遺体が見つかりました。
男性は恵庭市に住む62歳の会社員と判明。
事件発生から一週間が経ちましたが、男性と一緒にホテルにいたとみられる人物の行方は分かっていません。

事件から1週間…
捜査員:「うちらもちょっとでも分かればなと思って、車に声掛けさせてもらってた」
警察は9日、男性と一緒にいた人物がホテルから出た同じ時間に聞き込みを行いました。
被害者の男性と一緒にいた人物の事件前後の足取りを追いました。
石川 広大 記者:「男性はこちらのホテルで行われたディスコイベントに参加し、1人で会場を出たとみられます」
会場を出た男性は、通りを西方向にまっすぐ進みます。

2人は路上で待ち合わせ
石川 広大 記者:「男性は午後10時半ごろこの付近で南側からスーツケースを引いて歩いて来た人物と合流。数分ほど2人で会話していました」
そして2人は待ち合わせ場所から南方向にある歩き、ホテルに入ります。
約3時間後、部屋からフロントに女性のような声で電話がありました。
「先に一人で出る」
男性と一緒にいた人物は、黒っぽい服装でつばの広い帽子に大きなスーツケースを引いて一人でホテルを後にしました。
この後、『不思議な行動』をとっています。

容疑者は不思議な行動を…
石川 広大 記者:「関係者によりますと午前2時7分ごろ、スーツケースを引いた人物はこの辺りで何を思ったのか、Uターンをしてホテルの方に戻っていきました」
この人物はわざわざ一度ホテルまで戻っていました。
その後、西方向に曲がり、行方をくらませました。
なぜ、捜査は時間がかかっているのでしょうか。