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まるで花人間 頭に生け花…"フラワーアート"で世界へ「GANON FLORIST」清野光さん #BOSSTALK

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「花を愛せる人を作りたい」"花人間"で広めた世界観

世界でも注目されるHANANINGENプロジェクト

世界でも注目されるHANANINGENプロジェクト

――カナダから帰国後、札幌にお店を出しましたね。自分のお店を持った感想は?
 スタートは大ショックでしたね。誰も花を買わない。最初にカナダに行ったのが、大間違いなんですよ。カナダは女性にお花をあげる文化が根付いていました。バレンタインデーには花屋に100mぐらい行列ができるんです。

 でも、日本のバレンタインデーはチョコレート。女性が男性に尽くす文化で、男性からはない。店を出してから気づいたので、気づくのが遅かったんですよね。ショックでした。

――売るためにどういう策に乗り出したんですか?
 元々のグランドデザインは「花を愛せる人を作っていきたい」。花を売るだけでは好きなってもらえないので、頭に花をつけたら手っ取り早いのではないかと考えました。

 その人の好きな花が永遠に写真に残るので、SNS時代には適していると。

 絶対に目に留まるデザインにしたかったので、普通の花飾りの3倍の大きさにし、頭にどう乗せるか、どうくっつけるかを考えました。重さも相当あります。水分を多く含むお花だと相当辛いです。

――「花を愛せる人を作っていきたい」という掲げた目標を実現できたという感触はありますか?
 尖がっていたので、「花の名前忘れてたら、写真送らないですからね」「忘れてたら消しますね」と伝えていましたね。思い返すと、お客さんにひどいことを言ってました。

北海道をブランディング…クリエイター育成の場所づくりを

北海道でのクリエイター育成に注力する清野さん(左)

北海道でのクリエイター育成に注力する清野さん(左)

――コロナ禍での影響はありましたか?
 ズタボロでしたね。ウェディングがなくなったので。とにかくSDGsの波に乗っていくしかないなと。持続可能な社会を目指すために、方向性を変えました。ロスフラワー展覧会を開催したり、大手企業からロスフラワーを集めたディスプレイを作り、横浜や東京で展示したり。

 まだ日本にはない、廃棄ゼロの花屋も今後目指しています。肥料にして持続可能にし、ガーデンも持っていて、廃棄を出さないお花屋さんをこれから作ろうと思っています。

――現在の拠点はどちらですか?
 アーティスト活動は、東京とロサンゼルス。お店がバンコクにもあるので、月1でバンコクにも行ってます。

――ロサンゼルスにいる時はどういう仕事をしているんですか?
 自分を育てている期間。日本で「HANANINGEN」(花人間)を広めた時のように、映画監督のところに行きアピールしています。

 とにかく行動してみて、こういうことができるよと自分のアピールをしたら、「じゃあやろう。明日家来て」と言われます。

 派手な世界の人と派手なことをすると、いろいろな人が見てくれる。だけど、僕がブランディングしたいのは、自然と北海道の街なんです。

 東京ではなく、北海道や札幌の人をずっと大事にしたくて。他の地域にはあまり興味がないんですよ。

――今後の展開は?
 若者たちの夢づくりも考えたい。クリエイターやデザイナー、アーティストをやりたい若者はめちゃくちゃいるんですよ。ただ、親に「何万人に1人がやる世界だから、あなたにはやれない」と言われます。そういう子がたくさんいるんですよね。

 僕は誰でもできると思っています。そういう子たちが活躍するコミュニティーを、札幌市に作ろうと思っています。札幌市北区に広い場所を借りて、石倉の中で30歳以下の人たちが好き放題やれる空間を作ります。

 札幌市の姉妹都市、アメリカのポートランドと組んで、日本からアーティスト・クリエイターを世界に飛ばしていくことも考えています。クリエイターと学生が集まって仕事をつくり、「こういう世界があるよ」と見せられる場所と直接つながる場所をつくろうと思っています。


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