週間番組表

MENU CLOSE
検索

"便利なIoT" 灯油タンクのフタにセンサー…残量可視化 無駄なく配達「ゼロスペック」多田満朗さん #BOSSTALK

社会 友だち追加

「常識を疑う」起業の原点

新たな視点を見つける…大切なのは普段から

新たな視点を見つける…大切なのは普段から"疑問を持つ"

――帰国してからどのような仕事を?
 最初に入社したのが広告代理店。入社して1カ月後に民事再生になり、ニトリのグループ会社に。

――業務内容は?
 最初の1年は広告代理店のような仕事でした。その後は全く異なる仕事を。海外でモノづくり、輸出、新規事業の立ち上げなど、たくさん経験し、失敗もしましたね。

――起業までに似鳥会長からのアドバイスは?
 入社した時から「いずれ自分で起業する」と周りにも話していました。似鳥会長とお話するチャンスがあり、「40歳までしっかりとニトリで学んでから起業するのがいいのでは」とアドバイスをいただきました。

――独立はいくつでしたか?
 39歳です。やりがいをもって仕事に臨んでましたし、自分の人生としても満足していたのですが、今踏み出さないと多分やらない気がして。チャレンジしてみようと独立しました。

――なぜこの業界に?
 最初は違うことがやりたかったんです。ニトリでいろいろなプロジェクトに携わった中で、数字をもとに物事を決定していくと正しい結果が出ると、学ばせてもらいました。データを取ることでより良い決断ができ、未来がつくれるのではないかと想像していましたね。

 北海道出身ということもあり、灯油タンクを見た時、どういう形で配送しているのか調べていると、現場の人々が大変そうだったんですよね。

 灯油残量を可視化して遠隔で見えるようにすれば、配送員がもっと楽になるのではないかと。業務を軽減できれば大きな価値を提供できると思い、事業を始めました。

――ありそうでなかった発想ですよね。どのような視点で物事を見てると、気づけるのでしようか?
 元々、常識を疑う性格でして。仕事やものを見ながら、もっとこうしたら良くなるではと、普段から疑問を持っています。前職で学んだ文化かもしれませんが。

「正月 休めるようになった」「残業が減った」配送員の負担軽減

必要なときにだけ配送できるようになった

必要なときにだけ配送できるようになった

――灯油配送業が抱えていた課題とは?
 以前までは定期配送が常識でした。十分な量が入っているところにも入れに行っていたんです。

 特に冬場の北海道では灯油タンクが雪に埋まっていることもあるので、配送員が苦労して入れに行っていたんです。

 タイミングさえ分かれば、必要なときに行けますし、逆に想定よりも早く減っていた場合も入れに行くことができる。お互いにメリットになると思いました。

――実際に導入されている例は?
 北海道だけではありません。33都道府県で導入されています。沖縄や九州でも灯油が使われていて、抱えている課題は共通していました。

――導入先の反応は?
 灯油配送は正月も働いているパターンが多いんです。お正月の帰省もあり消費が一気に増えるので、配送しなければいけないケースもありました。

 一部のお客様からは、お正月がゆっくり休めるようになり、お酒を飲めるようになったと言われたり。効率的になったので、残業が減ったという声も。時間という新たな価値を提供でき、喜んでいただけるのではないかと信じています。


  • みんテレ
  • 北海道チャンネル