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路線価上昇 "JR新札幌駅"再開発エリアが2年連続伸び率トップ 半導体量産目指す"ラピダス"の千歳近郊も注目

社会 道内経済 友だち追加

 再開発が進む札幌市内の上昇が目立ちました。

 相続税などを計算する際の基準となる路線価が7月3日公表されました。

 札幌国税局によりますと、北海道内の平均路線価は8年連続で上昇し、全国平均を大幅に上回る6.8%となりました。

 北海道内の最高路線価は2023年もJR札幌駅南口のステラプレイス前です。

 周辺では新幹線や商業施設などの再開発が進んでいて、1平方メートルあたり、668万円となり、18年連続で最高となりました。

JR新札幌駅前は上昇率 北海道内トップ

 また上昇率トップは再開発が進むJR新札幌駅前通りです。周辺では病院やマンション商業施設の建設が進んでいて上昇率は14.3%と2年連続で、北海道内トップとなりました。

 厚別区に住む人は:「(新札幌は)病院も集中しているし街が優しくなった。かなり便利になった」

 厚別区に住む人は:「新しいものができてもっと若い人が増えてくれれば」

 札幌の再開発エリアを中心に、路線価が上昇した一方、北海道南部や北海道東部の一部地域で下落傾向がみられました。

 専門家は次世代半導体の量産を目指すラピダスが建設される「千歳市近郊」に注目しています。

ラピダスが建設される千歳市にも注目

 北海道不動産鑑定士協会 横山 幹人 理事:「ラピダスの影響は今年発表された路線価には反映されていない。関連会社も入れて5000人の雇用、家族も含めれば1万5000人。今後は大きなインパクトを持って迎えられると思います」

 関連する企業の雇用も増えるとみられ、専門家は苫小牧など近郊にも波及効果があるとみています。


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