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【陸上】寺田明日香ら北海道関係3選手が日本一&今週は混成競技に注目…日本選手権

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陸上日本選手権5度目の優勝を果たしたハードルの寺田明日香選手

 陸上競技の日本一を決める日本選手権(6月1日~4日、大阪)で北海道出身の3選手が優勝、ゆかりの7選手が表彰台に上がりました。選手たちの言葉で激闘の様子を振り返ります。

 ■世界銅の北口は涙

 旭川出身、去年の世界選手権で銅メダルを獲得した女子やり投の北口榛花選手(JAL)は2位。思い描いた投てきができず涙を浮かべました。

 「結果はしっかり受け止めて。(このあと海外での試合となるが)去年の成績を超えたい。世界のレベルも今年はどんどん上がってくると思うが波にしっかり乗りきれるようにしたい」。

 ■御家瀬の復活は…まだ途中

 女子100メートルの御家瀬緑選手(住友電工、札幌出身)。恵庭北高3年だった2019年以来の優勝を目指しましたが頂点には届きませんでした。インタビューに応えながらこみ上げてくる熱いものをぐっとこらえます。

 御家瀬選手-

 「優勝を目指してやってきたが力が足りなかったと実感している。(これからも)諦めずにやっていきたい」。

 ■北大大学院生あと一歩

 兵庫県出身で北海道大学陸上部の高橋佑輔選手(大学院2年)は残り1周の鐘をきいて先頭に躍り出ます。ライバルたちのラストスパートの前に最終コーナーで一旦は3位。それでも森田佳祐選手(SUBARU)は再逆転、日本記録保持者の河村一輝選手には及びませんでしたが自己記録を更新して2位フィニッシュです。

 ■日本最速への挑戦はー

 男子100メートル、9秒台の自己記録を持つ小池祐貴選手(住友電工、小樽出身)。拠点をアメリカに移し新たな挑戦を続けていますが、初優勝とはなりませんでした。

 小池選手ー

 「あまり上手くいかなかった。残念だなという感じ。(これからも)学習しつづけられたらいいと思っている」。

 ■優勝は城山(初)寺田(5回目)堤(10回目)

 今年、日本一に輝いた北海道勢は3人。大会2日目の男子円盤投、堤雄司選手(ALSOK群馬、札幌出身)。3日目、女子100メートルハードルの寺田明日香選手(ジャパンクリエイト、札幌出身)と男子走幅跳の城山正太郎選手(ゼンリン、函館出身)です。

 寺田選手-

 「“疲れました”本当に。スタート前は緊張感もあったが楽しかった」。

 堤選手ー

 「(きょう円盤投に出場した選手たちの中で)多分、僕が誰よりも気合が入っていた。“勝ちたい”という気持ちが強かった。つもりつもって10回目、10回も勝たせてもらえたのは僕一人の結果ではない」。

 城山選手-

 「いつかは日本選手権をとりたいと思っていた。自分のパフォーマンスを発揮する中で結果がついてきたかなと思う。目標でもあったので本当によかった」。

 ■北海道関係選手の表彰台

 <優勝>
 堤 雄司 男子円盤投(6月2日) 57m98
 寺田 明日香 女子100mハードル(6月3日) 12秒95(-1.2m)
 城山 正太郎 男子走幅跳(6月3日) 8m11(+2.1)

 <2位>
 高橋 佑輔 男子1500m(6月2日) 3分38秒69
 御家瀬 緑 女子100m(6月2日) 11秒66(-0.1m)
 北口 榛花 女子やり投(6月2日) 59m92

 <3位>
 小池 祐貴 男子100m(6月4日) 10秒18(-0.2m)

 ■混成競技の日本選手権は秋田で開催

 今週末(6月10日、11日)は混成競技の日本選手権が秋田県で行われます。
 これまで8度の優勝を誇る日本記録保持者の右代啓祐選手(国士舘クラブ)は12位で1日目を終えています。


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