北の離島『礼文島』の海辺で"高齢男女の遺体"…近くに車いす 道外居住示す所持品 警察が「事件と自殺両面で捜査」

礼文島で男女の遺体がみつかり、事件と自殺の両面で捜査している北海道警稚内署

　北海道北部の離島「礼文島」の海辺で、高齢の男女の遺体が見つかり、警察が身元の特定を急いでいます。

　男女の遺体が発見されたのは、礼文町香深村の道道沿いの船揚げ場で、5月28日午後1時過ぎ、地元の漁師の男性から「波打ち際に2人が倒れている」という旨の通報が警察と消防に入りました。

　警察と消防が現場に駆け付けると、男性が仰向け、女性がうつ伏せの状態で倒れていて、その場で死亡が確認されました。

　警察によりますと、男女は高齢で、目立った外傷はなく、服は着ていました。遺体の状況から死後数日以内とみられています。

　発見現場近くには車いすが1台と、現金が入ったカバンがあり、北海道外に住んでいることを示す所持品があったということです。

　警察は身元や死因の特定を進めるとともに、事件と自殺の両面で捜査しています。